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写真:チャーリー・ソレル/Cult of Mac
スマートスピーカー市場は爆発的に成長を続けており、Apple はその中でますます大きなシェアを獲得すると予想されている。
IDCが発表した新しいレポートによると、世界のスマートスピーカー市場は2019年に26.9%成長する見込みだ。調査会社は、今年出荷されるスマートスピーカーの総数は8億3,270万台になると予測している。
IDCは、市場は現在AmazonとGoogleによって支配されているものの、Appleが「勢いを増す」と予想されていると指摘し、次のように述べている。
iOSおよびmacOSデバイスの既存の人気と、Apple以外の製品でもAppleのアプリやサービスが利用できることを組み合わせることで、Appleは徐々により多くの消費者を自社のエコシステムに引き込み、同時にサードパーティによる互換デバイスの開発も促進していくでしょう。Apple以外では、あらゆるカテゴリーに製品を展開し、BixbyとTizenへの投資を継続しているSamsungも注目すべき企業です。
勢いを増すアップル
サービス以外にも、成熟しつつあるスマートスピーカー業界からAppleが恩恵を受けるのは当然と言えるでしょう。AmazonとGoogleは、Echo DotやGoogle Home Miniといった50ドル未満の初期段階のデバイスによって市場を席巻してきました。これまでAppleは、低価格のスピーカーで彼らに追随することを避けてきました。これは、HomePodの最大のセールスポイントがスピーカーの品質にあるためと考えられます。
しかし、スマートスピーカーという概念に慣れてくると、より多くの顧客がそれにお金を費やす可能性が高くなります。これは、スマートフォンの平均販売価格など、他の成長カテゴリーでも同様です。人々がこのカテゴリーに自信を持てば、349ドルのHomePodは突如としてリスクがはるかに少なく見えるでしょう。(Appleの様々な割引もその一因となるかもしれません。)
「2018年は消費者の家庭に製品を届けることが全てでした。AmazonとGoogleはどちらも、低価格のスマートスピーカーとデバイスカテゴリーをまたいだ複数のバンドル製品を通じて、この点で成功を収めました」と、IDCモバイルデバイストラッカーのリサーチマネージャー、ジテシュ・ウブラニ氏は述べています。「しかし、2019年は、様々なデバイスを連携させ、より一体感のある体験を提供すること、そしてさらに重要なのは、追加サービスを積み重ねていくことの重要性が増すでしょう。」
あなたはどんなスマートスピーカーをお持ちですか?これらのデバイスは便利なテクノロジー製品として魅力的だと思いますか?ぜひご意見をお聞かせください。