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写真:アップル
米国の両党の議員は団結し、先週、香港の抗議活動参加者が使用していたライブマップアプリの提供を停止するというアップルの決定を強く批判した。
民主党のアレクサンドリア・オカシオ=コルテス下院議員と共和党のテッド・クルーズ上院議員を含む超党派グループは、アップルのティム・クックCEOに書簡を送り、アップルがHKmap.liveをApp Storeから削除するという決定に対して「強い懸念」を表明した。
香港では、犯罪容疑者を香港から中国へ移送する法案をきっかけに抗議活動が起こり、中国本土と半自治区の香港との間で緊張が高まっている。
クック氏は、香港当局が、抗議活動者がこのアプリを使って個人や財産に対する暴力を振るっているという「信頼できる情報」を提示したことを受けて、アプリを削除するというアップルの決定を擁護した。
本日付けの書簡に署名した米国の議員らを含む、ツイッターやメディアでは直ちに強い非難の声が上がった。
「こうした事例は、アップルや他の大手米国企業が10億人の中国消費者へのアクセスを失うよりも、高まる中国の要求に屈するのではないかという真の懸念を引き起こしている」と書簡は述べている。
書簡にはクルーズ氏とオカシオ=コルテス氏のほか、トム・コットン上院議員(共和党、アーカンソー州)、トム・マリノウスキー下院議員(民主党、ニュージャージー州)、マルコ・ルビオ上院議員(共和党、フロリダ州)、マイク・ギャラガー下院議員(共和党、ウィスコンシン州)、ロン・ワイデン上院議員(民主党、オレゴン州)が署名した。
この書簡は、クック氏が中国の市場規制当局の最高責任者と会談するために北京を訪れた翌日に届いた。中国政府の簡潔な声明によると、クック氏と肖亜青氏は、中国への投資拡大、消費者権利の保護、そして企業の社会的責任について協議したという。
出典:The Verge