エディ・キュー、iTunes DRMの酷い問題についてレコード会社を非難

エディ・キュー、iTunes DRMの酷い問題についてレコード会社を非難

  • Oligur
  • 0
  • vyzf
エディ・キュー、iTunes DRMの酷い問題についてレコード会社を非難
  • ニュース
iTunes

アップルが競合する音楽サービスとの競争を阻害しているとしてアップルを訴えている進行中の集団訴訟の証言によると、アップルは大手レコード会社からiTunesにデジタル著作権管理技術を実装するよう強制されたという。

アップルは、フェアプレイと呼ばれる自社のDRMを他社にライセンス供与することを検討したが、「それを確実に実行する方法を見つけることができなかった」と、同社のインターネットソフトウェアおよびサービス担当上級副社長エディー・キュー氏は語った。

「キュー氏は、AppleはDRMを嫌悪していたが、音楽市場の80%を支配しているレコード会社との契約を仲介するためにはDRMを導入せざるを得なかったと主張した」とThe Vergeは報じている。

アップル社のマーケティング責任者フィル・シラー氏、キュー氏、さらにはスティーブ・ジョブズ氏(古い電子メールやビデオテープに録画された証言を通じて)もこの1週間にわたる裁判の主な証人であり、この裁判で、競合他社がiPodやiTunesを扱うのを妨害したことに対してアップル社が少なくとも3億5000万ドルの損害賠償を支払う必要があるかどうかが決まる。

アップルがライバルの音楽サービスから iPod の音楽を削除していたことが昨日発覚したが、iTunes の初期に使用されていた DRM も同社が法廷に引きずり込まれた理由の 1 つである。

「スティーブ(ジョブズ)は、ハッキングされるたびに私とチームに激怒していました」とキュー氏は語る。「ハッキングが発生すると、一定期間内に復旧しなければならず、さもなければレコード会社がストアから全楽曲を削除してしまうのです」

シラー氏は、iPodに2つのDRMを適用するのは「車にハンドルが2つあるようなものだ。2人で運転することはできない」と述べている。

— ブライアン・X・チェン (@bxchen) 2014年12月4日

Appleは依然としてFairPlay暗号化を使用していますが、消費者は長年、音楽配信においてFairPlay暗号化を意識する必要に迫られていません。音楽はAppleのサーバー上ではFairPlayによってハッカーから保護されていますが、ダウンロード時にはDRMが解除されます。アプリや電子書籍のダウンロードには、依然としてFairPlay暗号化が使用されています。