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Appleが2008年にApp Storeをオープンしたことで、当時最大かつ最も活気のあるモバイルアプリエコシステムへと繋がる革命が始まりました。iOSとOS X向けアプリの開発に開発者が使用するオブジェクト指向コーディング言語であるObjective-Cが、JavaとCに次ぐ3番目に人気のコーディング言語となったのも当然と言えるでしょう。
TIOBE Indexはプログラミング言語の人気を追跡し、毎月世界的な調査結果を更新しています。今月、TIOBEはObjective-CがついにC++を上回ったことを明らかにしました。Objective-CとC++は「事実上のオブジェクト指向プログラミング言語」の座を競い合ってきました。どちらの言語も非常によく似た構文を使用し、1980年代に登場しました。
Appleが当時Objective-Cを採用したのは、スティーブ・ジョブズとNeXTが開発したデスクトップOS「NeXTSTEP」の言語として既に使用されていたためです。AppleがNeXTを買収した後、Objective-Cは数年後にOS XとiOSの基盤となりました。
Javaは現在Objective-Cを上回っており、近い将来に両者の順位が入れ替わる可能性は低いでしょう。JavaはWebやGoogleのAndroid OSを含むあらゆるデバイスで広く使用されています。しかし、ご覧の通り、Javaは衰退傾向にある一方で、Objective-Cは急成長を遂げています。これは時間の問題です。
App Storeの人気に加え、Objective-Cの成功は、開発者志望者にとってその容易さにも起因しています。iOS開発を学ぶための有料コースや、iTunes Uのような無料リソースまで、様々なものが存在します。App Storeにアプリを提出するには、Mac App StoreからXcodeを無料でダウンロードし、Appleの年間99ドルのアカウントを作成してDev Centerにアクセスするだけです。あとは、Appleがアプリを承認するかどうかを息を詰めて待つだけです。
出典: TIOBEインデックス
出典:WIRED Enterprise