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写真:キリアン・ベル/カルト・オブ・マック
Epic Gamesは月曜日、裁判所の命令からわずか数日後に、Appleに支払うべき600万ドルのロイヤリティを支払ったことを確認した。この手数料は、Epic GamesがiPhoneおよびiPad版フォートナイトのプレイヤーに直接購入を許可した2020年8月から10月の間にAppleが受け取ったゲーム内収益の一部に相当する。
EpicのCEOティム・スウィーニー氏はまた、同社がAppleに開発者アカウントの復元を要請したと述べた。
EpicはAppleへのロイヤリティ請求を迅速に解決
米国の裁判所は先週、App StoreをめぐるAppleとEpicとの長きにわたる争いにおいて、10の訴因のうち9つでAppleに有利な判決を下した。しかし、Epicは最も重要な訴因、つまり開発者がアプリやゲーム内でサードパーティの決済手段を提供することをAppleに義務付ける訴因で勝訴した。
これこそがEpic Gamesが本来求めていた自由だったが、App Storeが独占ではないと判断された今回の判決に、同社は依然として満足していない。Epic Gamesはすでにこの判決に対して控訴したことを確認している。同社は現在、Appleに支払うべきロイヤルティとして600万ドルを支払っている。
「Epicは裁判所の命令に従い、Appleに600万ドルを支払いました」と、スウィーニー氏が月曜日に投稿した短いツイートには記されていた。Apple Payのロゴも添えられており、ややユーモラスな内容だった。この金額は、2020年8月から10月の間に販売されたゲーム内コンテンツに対するAppleへのロイヤリティと利息をカバーしている。
Epicは開発者アカウントの返還を求めている
スウィーニー氏は別のツイートで、Epic GamesがApple開発者アカウントの復旧を要請したことも認めた。このアカウントは、AppleがApp StoreからEpic Gamesのタイトルをすべて削除した昨年夏に閉鎖された。しかし、Epic Gamesがなぜ今このアカウントを必要としているのかは完全には明らかではない。
スウィーニー氏はすでに、『フォートナイト』が近いうちにApp Storeに戻ってくることはないと明言している。プレイヤーは控訴の結果を待つことになるだろうが、それでもEpic社にとって不利な結果が出なければ、iPhoneとiPadへの復帰を見送る可能性もある。