アナリスト:Appleは初年度に500万台のタブレットを販売する可能性

アナリスト:Appleは初年度に500万台のタブレットを販売する可能性

  • Oligur
  • 0
  • vyzf
アナリスト:Appleは初年度に500万台のタブレットを販売する可能性
  • ニュース
タブレットレンダリング

あるアナリストは、古いおとぎ話に倣い、Appleのタブレットが600ドルといった適切な価格設定であれば、大成功を収める可能性があると指摘した。もしAppleが高すぎずニッチな製品でもない価格設定をすれば、500万台を販売し、初年度に28億ドルの売上を上げることができるだろう。

RBCキャピタル・マーケッツのアナリスト、マイク・アブラムスキー氏は、「価格設定が鍵だ」と述べている。同アナリストは投資家に対し、タブレットが中間層を突破し、記録的な需要の落ち込み(iPhoneのような)とニッチ製品(MacBook Airのような)のレッテル貼りの両方を回避できるのが最良のシナリオだと指摘した。


Appleがタブレットの価格を1,000ドルにすると需要が縮小し、iPhoneと同様にキャリアへの補助金支給と広範な流通網の構築が必要になる。しかし、500ドルから799ドル(あるいは200ドルから300ドルの補助金支給)であれば「かなりの需要があり」、このデバイスは「エントリーレベルのノートパソコンやネットブック市場を直撃する」とアブラムスキー氏は述べた。

アナリストは、タブレットがMacやiPod touchの売上の2~5%を占める可能性があると予測しているが、新型デバイスにMac OS Xとの互換性やWindowsエミュレーションが搭載されていない場合、その影響は最小限に抑えられる可能性がある。報道によると、タブレットはiPhone OSを採用する可能性があるという。

アブラムスキー氏の発言は、他の専門家の見解とも一致しているようだ。ある調査会社が金曜日に発表した発表によると、消費者はタブレットに700ドル以上支払うことを望んでいない。Retrovoの調査では、10人中7人がそれ以上の金額を支払うつもりはないと回答した。ChangeWave Researchの調査でも、タブレットに500ドルを支払う意思があると答えた人が70%に上り、700ドル以上を支払う意思があると答えたのはわずか37%だった。今月初め、ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、タブレットの価格が1,000ドルになる可能性があると報じていた。

[All Things Digital、CNET経由]