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AppleのSwift言語はオープンソース化されているかもしれないが、Androidで見られるとは予想外だ。しかし、一部の情報筋によると、GoogleはiPhoneの最大のライバルであるAndroid向けにSwiftを「ファーストクラス」言語にすることを検討しているという。
Swiftは、Appleが2014年6月に導入して以来、広く賞賛されてきた。2015年のStack Overflow開発者調査では最も愛されているプログラミング言語に選ばれ、今年のランキングでも2位となった。
SwiftはObjective-Cや他のプログラミング言語よりも習得しやすいだけでなく、操作も簡単です。Appleによると、Swiftは大幅に高速化しており、オープンソース化されたことで、Googleでさえも誰でも利用できるようになりました。
Android は現在、第一級言語として Java をサポートしていますが、これはすぐに変更される予定はありませんが、 The Next Web は 、Google が Java を開発した Oracle との継続中の訴訟に対する懸念から代替手段を検討していると報告しています。
AndroidをSwiftと互換性を持たせるには、GoogleはまずSwift用のランタイムを導入する必要があります。次に、Swiftを自社のAPIやSDKと互換性を持たせる必要があり(一部はゼロから書き直す必要があるでしょう)、さらに自社のライブラリがSwiftに対応していることを確認する必要があります。
「結局のところ、GoogleはJavaでの取り組みをSwift向けに効果的に再現する必要があるだろう」と The Next Webは 付け加えている。「同社が十分な意欲を持っていれば、オープンソースの価値を損なったり、開発者の反感を買ったりすることなく、そうすることは十分可能だ」
膨大な作業量を考えると、AndroidへのSwiftの導入はGoogleにとって長いプロセスとなるため、すぐに実現するとは期待できません。実現しない可能性もあり、多くの人がこれらの主張にすぐに懐疑的になるでしょう。
しかし、これらの情報筋によると、Googleは少なくともこのアイデアを検討しており、Swiftの反応を見る限り、それは悪くないアイデアかもしれない。Swiftに興味を持っているのはGoogleだけではない。
情報筋によると、FacebookとUberもAppleの言語を採用することに関心を示しており、Appleの言語を採用すれば比較的容易に導入できるだろうとのことだ。しかし、Androidとの互換性が劣る可能性のあるプラットフォームへの投資は、Googleの決断を待ってからになる可能性もあると考えられている。