FBIは暗号技術反対の闘いでさらなる訴訟を起こすと約束
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FBIは暗号技術反対の闘いでさらなる訴訟を起こすと約束

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FBIは暗号技術反対の闘いでさらなる訴訟を起こすと約束
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iPhoneハッキング
FBIはエンドツーエンド暗号化との戦いを諦めていない。
写真:Ste Smith/Cult of Mac

Appleとの戦いは、一部の人々によれば、FBI史上最悪の広報上の失策だったかもしれないが、議会にその目的を納得させることができなかったとしても、暗号化との戦いは止まらない。FBIのジェームズ・コミー長官は今週、連邦政府がデバイスのハッキングを試みているため、訴訟が増えることが予想されると記者団に語った。

コミー氏は再び暗号化技術をテロリズムと結びつけ、それがイスラム国のような集団にとって「不可欠な技術」だと述べた。

FBIは10月以降に捜査した4,000台の携帯電話のうち、約500台のロック解除に成功したと述べた。ただし、そのうちiPhoneが何台だったか、またその機種の内訳は明らかにしなかった。政府はこれまでにiPhone 5cと5sの両方のロック解除に成功したことは分かっているが、新しいモデルは現時点ではハッキング不可能だと考えられている。

FBIがサンバーナーディーノのiPhoneをハッキングするのを支援した請負業者について、コミー長官は「誰なのかは大体分かっている」が、「名前は明かせない」と述べた。当初、サンバーナーディーノ銃乱射事件におけるiPhoneのハッキングはイスラエルのテクノロジー企業セレブライトによるものと報じられていたが、最近ではソフトウェアの脆弱性探しを専門とするプロのハッカー集団によって行われた可能性があることが明らかになった。

Appleは、法執行機関がセキュリティバックドアを作成してiPhoneの暗号化を破ることに強く反対している。同社によると、そうすることはプライバシーと監視に関して危険な前例となるだろうという。

出典:ロイター