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Appleは、水曜日に新型iPadの発表と同時に公開されたiOS 5.1のリリースノートに、新機能のリストを掲載しました。Appleは、未発表の機能もいくつか追加しているようです。その中には、モバイルデバイス管理(MDM)スイートやAppleの新しいiOS用ツール「Apple Configurator」と組み合わせることで、iOSデバイスのセキュリティと管理を強化する機能などが含まれています。
新しい管理機能は主にiPhone 4SのSiriに関連するもので、iPhone 4Sがロックされている間はSiriの使用を一切禁止する機能や、不適切な言葉をフィルタリングする機能などが含まれます。さらに、セキュリティコンサルティング会社Intrepidus Groupが指摘しているように、あらゆるiOSデバイスで位置情報サービスをブロックする機能も追加されています。
これらの新しい管理オプションは、iOS構成プロファイルを使用して有効化できます。これら3つはすべて、新しいApple Configuratorアプリを使用して設定できます。iPhone 4SがロックされているときにSiriをブロックする機能は、AppleのiPhone構成ユーティリティのアップデート版で利用可能ですが、Siriの「不適切な言葉フィルター」を有効にしたり、位置情報サービスを完全にブロックしたりする機能は利用できません。
注: 名前に反して、iPhone 構成ユーティリティは、すべての iOS デバイスに構成プロファイルを作成し、配布できます。
Siriのオプションは、ペアレンタルコントロールのような機能制限(設定アプリの「一般」から利用可能)を使用して、デバイス上で手動で設定することもできます。機能制限では、位置情報サービスの設定変更を禁止することもできます。この機能を使用すると、オフに設定した位置情報サービスを再びオンにすることができないようにしたり、位置情報サービスが有効になっている場合は、オフにすることができないようにしたりできます。
構成プロファイルは比較的シンプルなXMLデータセットであり、AppleがMDMベンダーに管理対象デバイス上で制御を許可している主要な管理機能を反映しています。つまり、iOSデバイスをサポートする様々なMDMベンダーのアップデートで、これらのオプションが追加される可能性が高いということです。
iOS 5.1 に追加された管理関連の機能に加えて、Ars Technica では、Wi-Fi ではなくキャリア ネットワーク使用時の iTunes/App Store のダウンロード サイズ制限が 20MB から 50MB に増加したこと、AT&T の HSPA+ ネットワーク使用時に iPhone 4S で 4G データ インジケーターが使用されること (HSPA+ を 4G と見なすべきかどうかは議論の余地がある) など、未発表の機能もいくつか挙げています。