App CubbyがAppStoreの価格モデルを調整

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App CubbyがAppStoreの価格モデルを調整
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iPhoneアプリ開発会社AppCubbyは、App Cubbyの創業者デイビッド・バーナード氏が「App Storeでの販売の課題」と表現する状況に対処するため、全アプリの価格を99セントに値下げした。これまで最高10ドルの価格だったアプリは、今後は一律1ドルで販売され、満足したユーザーは将来のアプリ開発資金として開発者に「寄付」をするよう呼びかけられている。

「App Storeは私を苛立たせ続け、私の最善の努力を無駄にしてきました。そこで、ちょっとした実験をしてみることにしました」とバーナード氏は語り、AppleのiPhoneとiPod Touch向けアプリケーションマーケットプレイスの経済的な生態系について以前にも表明した懸念を繰り返した。

「人為的な市場原理によってアプリの価格が下落し、その結果、私たちが多大な時間と資金を投じて開発した製品の認識価値が下落している」というバーナード氏の不満は、昨年 12 月に AppStore にしてほしい変更のリストを公開した開発者のクレイグ・ホッケンベリー氏によっても広く表明されている。

AppCubbyの「実験」は、AppleのAppStoreの価格設定ガイドライン(承認されたチャネル以外でのソフトウェアの「販売」を禁じている)を覆すものとなる可能性がある点で、今後の動向に注目に値する。もしAppCubbyが1ドルで製品価格を設定することで製品の露出を高め、AppStore以外からの寄付金で開発資金を調達できれば、同じアプリを5ドルから10ドルで販売しようと試みる(そして失敗する)よりも、Appleを含むすべての人にとってより良い取引になるかもしれない。

iLounge経由