アップル・ニュートンのファンは9月28日にシアトルに来るべき

アップル・ニュートンのファンは9月28日にシアトルに来るべき

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アップル・ニュートンのファンは9月28日にシアトルに来るべき
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「Love Notes to Newton」は、時代を先取りした装置の歴史を辿ります。
ニュートンのドキュメンタリーには、オリジナルのMessagePadチームによるQ&Aセッションも収録されます。
写真:ニュートンへのラブレター

Appleの不運にも大きな影響を与えたNewton MessagePadを描いたドキュメンタリー『Love Notes to Newton』が、9月28日にワシントン州シアトルのリビング・コンピュータ・ミュージアム+ラボで大スクリーン上映されます。

同時に、Appleで働いていた元Newtonチームのメンバー数名によるQ&Aセッションも収録されています。昔からのAppleファンにとって、Newtonの裏話を知る絶好の機会となるでしょう。

スティーブ・ジョブズに関するドキュメンタリーは数多く存在します。しかし残念ながら、Appleの歴史の中で、それほど目立った成功とは言えない部分を扱ったドキュメンタリーははるかに少ないです。ニュートンの物語は本当に興味深いだけに、本当に残念です。

以前「今日のAppleの歴史」の記事で書いたように、様々なNewtonデバイスは手書き認識、AI、その他スマートな機能を誇っていました。しかし残念ながら、Appleが初期の欠点をいくつか克服した矢先、1996年にジョブズがAppleに復帰した後、この製品ラインは廃止されてしまいました。一部の人は、AppleがNewtonを廃止したのは、それがスティーブ・ジョブズの創作ではなかったからではないかと考えています。

Love Notes to Newton」ドキュメンタリーはIndiegogoで制作が始まりました。ニュートンファンと制作に携わった人々への40のインタビューが収録されています。Appleのベテランソフトウェアエンジニアのスティーブ・キャップス氏や、元CEOのジョン・スカリー氏も含まれています。

昨年、このドキュメンタリーをレビューしました。当時、「この映画は豊富な題材を扱っている。製作者たちは明らかにテーマを熟知しており、ニュートンの伝説のあらゆる側面を熱心に掘り下げている」と書きました。近年のテクノロジードキュメンタリーの最高傑作の一つと呼ぶには、少々まとまりがなさすぎるかもしれません。しかし、ニュートンファンにはぜひおすすめしたい作品です。

シアトルにお住まいで、大スクリーンで観たい方は、9月28日の上映会が絶好の機会です。登録はまだ開始されていませんが、livingcomputers.orgでまもなく開始されます。