アップルが禁止したFacebookアプリ、18万7000人のユーザーから個人情報を取得

アップルが禁止したFacebookアプリ、18万7000人のユーザーから個人情報を取得

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アップルが禁止したFacebookアプリ、18万7000人のユーザーから個人情報を取得
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Facebookは過去10年間のトップ10アプリのうち4つを所有している
AppleとFacebookはプライバシーをめぐって対立している。
写真:Ste Smith/Cult of Mac

Apple によって禁止された Facebook アプリは、iOS デバイスから削除される前に 187,000 人のユーザーから個人情報や機密データを収集していました。

Facebookがリチャード・ブルーメンソール上院議員の事務所に送った書簡によると、リサーチアプリは米国のユーザー31,000人に関するデータを収集した。残りのデータはインドのユーザーから収集されたという。

このアプリは元々「Onavo VPN」という名前でした。Appleは昨年、Facebookに対し、このアプリがAppleのデータ収集ポリシーに違反していたため、App Storeから削除するよう要請しました。

その後、Facebookはアプリを「Facebook Research」にリブランドすることを決定しました。また、App Storeを経由せず、ユーザーがiOSデバイスにサイドロードできるようにしました。市場調査を目的としたこのアプリは、ボランティアに20ドルのギフトガードを提供し、スマートフォン上の膨大なデータへのアクセスを報酬としていました。これにはプライベートメッセージ、位置情報などが含まれていました。さらに、ユーザーにAmazonの注文履歴のスクリーンショットを手動で撮るよう求めることさえありました。

Appleは、このアプリに関する報道を受け、Facebookのエンタープライズ開発者証明書を取り消すことで対応しました。その結果、Facebookの社内アプリが機能しなくなりました(その後、アプリは復旧しました)。Facebookは最終的に1月にResearchアプリを廃止しました。

TechCrunchが入手した新たな書簡によると、このアプリがデータを収集した187,000人のうち4,300人は米国の10代の若者だった。

FacebookとApple

AppleとFacebookの間には、長い歴史があります。AppleはFacebookに継続的な収益源を提供した最初の大企業の一つです。これは、Facebookが創業間もない頃、Appleブランドのページに対して行われたものでした。

しかし、近年、両社はプライバシーをめぐって衝突しています。昨年、ティム・クック氏は、FacebookのCEOマーク・ザッカーバーグ氏がケンブリッジ・アナリティカのスキャンダルに見舞われていた当時、ザッカーバーグ氏と同じ状況にいたらどうするかと問われ、「私はこんな状況には陥らないだろう」と答えました。

出典: TechCrunch