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写真:FullbridgeProgram/Flickr CC
コロナウイルス危機が拡大する中、中国全土のアップルストアは来週まで閉鎖されたままとなる。
今週は感染拡大のため全42店舗が閉店していたが、2月10日に開店する予定だった。今朝、Apple Storeの従業員に送ったメモの中で、Appleの小売部門責任者であるデイドラ・オブライエン氏は、再開時期は追って通知があるまで保留すると示唆した。
フランスのウェブサイト「マックジェネレーション」が入手したメモのコピーでは、オブライエン氏が全店舗従業員に待機を要請し、「この困難な時期を最大限の共感と理解を持って乗り越えてくれた全員」に深い感謝の意を表していた。
アップルストアの従業員が待機
オブライエン氏は、アップルは業務再開の条件について政府や公衆衛生当局と常に協議していると述べた。
彼女はこう書いている。
Appleは、来週、中国にある本社オフィスとコンタクトセンターを再開できるよう取り組んでいます。個人の移動と渡航に関する制限が継続しており、多くの地域で学校が休校となっていることを認識しており、マネージャーはチームと協力してさらなるサポートを提供してまいります。
Apple Storeは、来週決定する日程での営業再開に向けて積極的に取り組んでいます。追加の清掃、健康管理プロトコル、公共スペースに関する地域の規制などを考慮し、営業再開の決定に至りました。店舗チームの皆様には、担当マネージャーから店舗の営業再開日と、当社が実施しているその他のサポート策について、最新情報をお知らせいたします。
木曜夜の時点で、コロナウイルスによる死者は638人、感染者は3万1000人以上に達しており、その大半は中国国内である。
アップルは、1月に初めて新型コロナウイルスが表面化して以来、急速に感染拡大する状況を注視してきた。世界中のiPhoneやその他のアップル製品の大部分を生産するサプライチェーンからの日々の報告によると、生産スケジュールに差し迫った遅延が生じているという。
中国でアップルのiPhoneを組み立てているフォックスコンは今週、鄭州の主要工場で来週から生産を開始するが、従業員を14日間隔離すると発表した。
今朝、フォックスコンは深圳の従業員に対し、追って通知があるまで自宅待機を指示した。深圳ではiPhoneが少量しか製造されていないが、深圳にはフォックスコンの親会社である鴻海精密工業の本社があり、数千人の従業員を抱えている。
アップルは、3月に発売されると報じられている低価格のiPhoneを含む、いくつかの新しいアップル製品の生産を開始する予定だった。
出典: MacGeneration 、 iPhone Hacks経由