- ニュース

iPhoneの盗難は、ニューヨーク市やサンフランシスコなどの都市で深刻な問題となっている。ジョージ・ガスコン地方検事は、スマートフォンの盗難防止策として、盗難届が出された際にメーカーにキルスイッチの導入を義務付けているが、これはガスコン氏の想像以上に困難であることが判明している。
メーカーから回答を得るための活動の中で、ガスコン氏はiPhoneにキルスイッチを追加することについてAppleの政府連絡担当者と話し合ったが、次の2つのiPhoneはスティーブ・ジョブズ氏がまだAppleのCEOだった間に開発されたため、それは不可能かもしれないと言われた。
地方検事によると、次期2モデルのiPhoneは「ティム・クック氏より先に発表された」と伝えられたため、Appleがキルスイッチ技術を搭載する可能性は低いという。スティーブ・ジョブズ氏が次期2モデルのiPhoneの開発を監督したという噂を耳にした以外、ガスコン氏はAppleとの会談は大きな失望だったと述べている。
「『全く期待外れだった』とガスコン氏は、アップルの政府担当連絡担当者マイケル・フォークス氏との1時間にわたる会談について語った。『ほとんど彼が話していた。信じられないくらいだった。次から次へと話題を変えて延々と話し続ける。ついていくのが大変だった。まるで、たくさん話すだけで何も言わないという訓練を受けた人のようだった。」
この技術は現時点で実現可能かもしれないが、ガスコン氏は、メーカーがキルスイッチの実装に関心がないのは、利益を失うことになるからだと推測している。一度スマホを失くしたら新しいスマホを買うのに、なぜメーカーは売上の損失を承知でいるのだろうか?さらに、iPhoneの転売は窃盗犯にとって儲かるビジネスになっているという事実も忘れてはならない。
出典:SFエグザミナー