
大学に新しいコースを教えてもらうための売り込みは、根本的な多くの点で、主流の雑誌に技術記事を売り込むのとよく似ていると思います。すべてはブレインストーミングペーパーに適当な言葉を書き連ねることから始まり、「iPhone:音楽作曲の未来」なんて言葉は明らかに馬鹿げているけれど、(コースカタログの)見出しとしては見栄えがいいので、とりあえずどうなるか見てみようと皮肉にも決断します。息もつかせぬ興奮を真似て、すぐに過呼吸を誘発し、電話を取り、編集者(部門長)に電話をかけ、こう叫びます。「iPhoneは音楽の未来です!誰も成し遂げていません。だから私たちは最前線に立ち、テクノロジーとアートが融合した素晴らしい新時代について(教育を)伝えていきます!」
そうだ、進め、息子よ。幸運は勇気ある者に味方する!きちんと仕事をしていれば、テクノロジージャーナリストなら800ドルくらい稼げるだろう。でも、ミシガン大学のゲオルグ・エッスルのような大学教授ならどうだろう? 終身在職権への第一歩を踏み出したことになるかもしれないぞ!
エッスル氏はメリーラン大学の電気工学・コンピュータサイエンス学科と音楽・演劇・舞踊学部の助教授だが、同大学の学生たちに「携帯電話アンサンブルの構築」という講座で、Apple iPhoneを使った楽器の設計、プログラミング、演奏方法を教えている。この講座では、タッチスクリーン、マイク、GPS、コンパス、Wi-Fiセンサー、加速度計など、ハードウェアのあらゆる機能を活用して心地よい音を出す方法を教え、その後、iPhone用の楽曲制作を奨励している。
「携帯電話は、新しい形の音楽演奏を探求するための非常に優れたプラットフォームです」とエッスル氏は語った。「伝統的な楽器の物理的な制約に縛られることはありません。面白く、奇妙で、普通ではないことができるのです。」
一見ばかげているように見えるトピックから本当に優れた技術記事が生まれることがあるのと同じように、Essl のプログラムは実はとても楽しいようで、音楽と技術を直感的な方法で融合させる方法を学生に教え、しかも、なんと、クールな新しい iPhone も手に入れることができるのです。
EsslのiPhoneオーケストラアンサンブルの演奏にご興味がある方は、12月9日の夜にミシガン大学で無料コンサートを開催します。また、こちらで「Groan」という曲の演奏動画をご覧いただけます。グループのFacebookページもございます。
[9to5Mac経由]