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写真:Apple
本日行われた名誉毀損防止同盟(ADL)初となる「憎悪に対する勇気」賞の受賞スピーチで、Apple CEO のティム・クック氏は、同社が道徳的な立場を取ることを躊躇しないと明言した。
「憎悪や分断、暴力を推進しようとする人々に対する私たちのメッセージはただ一つ。あなた方の居場所は私たちのプラットフォームにはない」とクック氏は述べた。
彼のリーダーシップの下、Appleは社会的な良心を持つ企業となっています。「Appleでは、私たちの価値観がキュレーションの決定を左右していると、ためらうことなく言えます。なぜそうすべきなのでしょうか?正しいことを行い、暴力や憎悪から解放された体験を創造し、創造性と新しいアイデアを刺激する体験を提供することこそ、お客様が私たちに求めていることなのです。」
クック氏は、アップルがこれまで常にiTunesとApple Musicから白人至上主義を支持する音楽を禁止してきたのは「それが正しいことだから」だと指摘した。
同氏は「App Storeで暴力的な陰謀論者にプラットフォームを与えない」と約束したが、これは明らかにアレックス・ジョーンズ氏とインフォウォーズを今秋永久追放することを示唆している。
ティム・クック、テクノロジーに楽観的
AppleのCEOは、未来へのビジョンを次のように示した。「テクノロジーは人間の関心を引きつけるものでなければなりません。楽観主義に基づくものでなければなりません。そして、未来はテクノロジーを使って、より良く、より包括的で、より希望に満ちた世界を築く人々のものであるべきだと私たちは信じています。」
クック氏のスピーチは、反ユダヤ主義やヘイト全般の問題について議論する場である第3回年次サミット「Never Is Now(今は決してない)」で行われた。同サミットは本日ニューヨークで開催された。
MacRumors経由