- ニュース

iPadの需要が旺盛であることは、在庫切れの報道やApple自身による供給不足の告白などから既に示唆されていたが、ついに確かな数字が明らかになった。iPadの販売台数はMacの2倍近くに上るのだ。カリフォルニア州クパティーノに本社を置くAppleは、米国でiPadを週20万台以上、Macを全米で週約11万台販売していると、あるアナリストが木曜日に発表した。iPadは発売後3ヶ月間で、iPhone 3GSとほぼ同程度の販売ペースを記録している。
「調査の結果、米国でのiPadの売上は発売後も好調を維持していることが判明した。これはiPadのユーザー体験に対する消費者の認知度の高まり、持続的なPR/口コミによるマーケティング、3G iPadの発売、iPadアプリ/コンテンツの拡大によるものだ」とRBCキャピタル・マーケッツのアナリスト、マイク・アブラムスキー氏は今朝、顧客に語った。
「Appleは現在、週20万台以上のiPadを販売していると考えています。これは米国におけるMac(推定週11万台)を上回り、米国におけるiPhone 3GSの第1四半期(週24万6千台)をわずかに下回っています」とアブラムスキー氏は付け加えた。
このレポートは、別のアナリストが、カリフォルニア州クパチーノに本社を置く同社のMacの四半期売上高が、刷新されたMacBook Proシリーズの発売によって20%増加すると予測した直後に発表された。同社は前四半期に894万台のMacを販売したと報告している。
アブラムスキー氏はまた、2010年のiPadの世界販売台数予想を従来の500万台から800万台に引き上げた。アブラムスキー氏の予測はこれまでで最も強気なものだ。モルガン・スタンレーのケイティ・ヒューバティ氏は、今年のiPadの販売台数が600万台以上になると予想している。一方、バーンスタインのトニ・サッコナギ氏は、iPadの初年度の販売台数を500万台と予想している。今月初め、カウフマン・ブラザーズのショウ・ウー氏は、AppleのiPad販売台数が4-6月期で200万台になると予測した。
[All Things Digital経由]