
Arqball Spinは、ハードウェアとソフトウェアの奇妙な組み合わせで、非常にニッチでありながら非常にクールな目的、つまりインタラクティブな3D写真を作成することを目的とします。iOSアプリとハードウェアターンテーブルを組み合わせることで、Arqballは回転する物体を「撮影」し、それを指で回転させることができるタッチ可能な3Dモデルとしてレンダリングします。
iPhoneとiPad用の[アプリ](https://itunes.apple.com/us/app/arqball-spin/id507266964?ls=1&mt=8)は無料で、他の人の「スピン」をダウンロードして使用できます。独自のモデルを作るには、20.02秒(3rpm弱)で1回転するターンテーブルにオブジェクトを置く必要があります。偶然ではありませんが、このアプリは[Kickstarterプロジェクト](https://www.kickstarter.com/projects/860917639/arqball-spin-3d-for-everyone)と提携しており、このプロジェクトではそのようなターンテーブルが60ドルで販売されています。
これは本当に素晴らしいことです。特にガジェットブロガーにとっては、レビューしたアイテムの360度画像を指で回転させて表示できたら最高ですよね。しかし、事態はすぐに悪化してしまいます。
まず、スピンを5回しかアップロードできないので、それ以上は課金が必要になります。アプリは無料なのでこれは良いのですが、ハードウェアに60ドルも払ったばかりなので、それ以上は欲しいです(スピンを削除して新しいスピンのためのスペースを空けることもできます)。
まあ、まあまあ許容範囲ではありますが。問題はロックインです。スピンはArqballのウェブサイトかアプリでしか見られないのが現状です。エクスポートも埋め込みもできないようです。つまり、実物のインタラクティブな3Dモデル(あるいは私が作ったような、リビングルームで回転する自分の動画クリップ)は素晴らしいのですが、それらの動画はデータサイロに閉じ込められてしまうのです。
60ドルと月額10ドルで100回の「シェアスピン」を楽しみたいなら、どうぞ。ただし、それほど多くのことができるとは期待しないでください。
[[TUAW](https://www.tuaw.com/2012/04/20/new-ios-app-allows-anyone-to-make-3d-model-from-real-object/) 経由]