Apple、ドイツとロシアの「敵」を登場させたとして第二次世界大戦の戦争ゲームを不可解に拒否

Apple、ドイツとロシアの「敵」を登場させたとして第二次世界大戦の戦争ゲームを不可解に拒否

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Apple、ドイツとロシアの「敵」を登場させたとして第二次世界大戦の戦争ゲームを不可解に拒否
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拒否された

Apple は、アプリの承認や拒否に関して一貫性のないアプローチをとっていることが多いことで有名ですが (今週発売予定の Newsstand 誌で詳しく説明します)、これは少々ばかげています。

Appleによると、Hunted Cowの開発者であるAndrew Mullholland氏のアプリ「Tank Battle: East Front 1942」は、ドイツとロシアが敵として配置されているため、App Storeへの掲載を拒否されたという。

Appleは次のように書いている。

お客様のアプリには、ゲームの文脈において特定の人種、文化、政府、企業、またはその他の実在の団体に属する人物を敵として登場させるコンテンツまたは機能が含まれており、App Store レビューガイドラインに準拠していないことが判明しました。

具体的には、あなたのアプリでは実在の人物が敵として描かれていることに気付きました。

つまり、第二次世界大戦をテーマとし、実際に第二次世界大戦で戦った2つの国の戦いを描いたゲームであり、すでにApp Storeで提供されているゲームの続編であるということは、何らかの形でAppleのガイドラインに違反していることになります。

Appleは、ゲームにおける歴史上の「敵」の描写に関して、以前にも同様の対応をとってきた。同社は2012年に、太平洋艦隊を題材にしたゲームを海軍旗を描いたとして却下したほか、シリア内戦を題材にしたゲームはシリア人を描写したとして却下された。

ハンテッド・カウは判決に控訴する予定で、おそらく「反対派」という言葉を「敵」という言葉に置き換えることを提案している。

出典: ポケットタクティクス