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写真:グラハム・バウアー/カルト・オブ・マック
英国の薬剤師が妻を殺害した後に250万ドル以上の生命保険金を受け取ろうとしたが、AppleのiOS向けヘルスケアアプリによって阻止された。
警察によると、ミテシュ・パテル容疑者は5年間の計画を経て妻ジェシカさんを絞殺した。容疑者は殺人事件全体を侵入事件に見せかけようとしたが、警察が容疑者のiPhoneと妻のiPhoneのヘルスケアアプリにアクセスしたところ、全く異なる事実が判明した。
警察の報告によると、37歳のパテル容疑者は妻ジェシカ・パテルの殺害を5年間計画していた。パテル容疑者は、秘密のゲイの恋人と共にオーストラリアへ逃亡し、保険金とジェシカの凍結胚を使って新たな人生を始め、家族を持つ計画を立てていたとされている。
判決公判で、パテル被告がビニール袋を使って妻を絞殺したことが明らかになった。その後、彼は家の中を必死に走り回り、袋を破壊し、侵入したように見せかけた。iPhoneのヘルスケアアプリは、パテル被告が気づかないうちに、この一連の出来事をすべて記録していた。
「ジェシカさんの死後数分間、パテルさんの携帯電話は、強盗を装って家の中を走り回り、階段を上り下りするなど、必死の動きを記録していた」とガーディアン紙は報じている。「ジェシカさんのヘルスアプリは、夫が彼女の遺体からiPhoneを取り出し、外に置いて『強盗』が立ち去る際に落としたように見せかける際に、14歩の動きを記録していたが、彼女の死後も静止したままだった。」
パテルは殺害前に妻を鎮静化させるためにインスリンを注射した。彼のデバイスの検索履歴から、インスリンの効果と絞殺方法を調べていたことが判明した。
検察は、パテル被告が厳格なヒンドゥー教の教えから逃れようと家出をしたと主張している。英国の裁判所はパテル被告に懲役30年の判決を下した。