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ここ数ヶ月、Appleのニュースに注目していた方なら、Apple株をめぐる「おかしな余談」について耳にしたことがあるかもしれません。要するに、Greenlight CapitalはAppleへの投資で回収できる現金の額に満足していない一方で、Appleは保有する現金を全て隠蔽しているということです。
グリーンライト・キャピタルズの調査によると、デビッド・アインホーン氏は、アップルが株主に現金の一部を渡すよう説得しようと、アップルの利益を追求する投資家に「iPref」株を売却する計画を考案したという。
本日午後の異例の公開電話会議で、アインホーン氏は、アップルは470億ドル相当の優先株を債券投資家向けに分配し、「iPrefs」と呼ぶべきだと述べた。iPrefs株は四半期ごとに50セントの配当を無期限に支払うことで、投資家がアップル株からより高い利回りを得られるようになる。
「複雑なことではありません。ただ馴染みがないだけです」とアインホーン氏は述べた。「全国の貯蓄家にとって、これは切実なニーズです。アップルは利益を確保したい一方で、株主は利益も享受できるのです。」
ケーキを残さず食べてしまうという比喩は実際には当てはまりません。投資家がケーキを全部食べ尽くしてしまうと、Appleが保持できるものは何も残らないからです。しかし、Appleがまだ1000億ドル以上の現金を保有しているうちは、それは魅力的に聞こえます。
アインホーン氏は、たとえアップルの普通株が0.50ドルの四半期配当金の提案により値下がりするとしても、iPrefs株がその値下がりを相殺し、付加価値をもたらすので、彼の計画は理にかなっていると述べている。
普通株と iPref 株は現在、1 株あたり 480 ドルの価値があるが、Apple 株は現在のモデルでは 1 株あたり 447 ドルでしか取引されていない。
アインホーン氏は、このアイデアを5月にAppleに伝えており、Appleは近々検討する予定だと述べている。しかし、ティム・クック氏が最近、アインホーン氏の訴訟は「くだらない余興」だとコメントしたことから、Appleが同氏の提案を受け入れるかどうかは疑問だ。
出典:ウォール・ストリート・ジャーナル