元アップル幹部:「PCは黄昏時」

元アップル幹部:「PCは黄昏時」

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元アップル幹部:「PCは黄昏時」
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写真提供:bossco - http://flic.kr/p/8rTfsb
写真提供:bossco - http://flic.kr/p/8rTfsb

消費者がAppleのiPhoneやiPadといったモバイル機器を急速に導入するにつれ、PC時代の終焉が急速に近づいていることが明白になりつつある。多くのPCに搭載されてきたIntelは、時代遅れになる可能性があると、Appleの元幹部は警告する。「PC市場が衰退期を迎え、モバイル機器が急増してPCの成長を奪っている今、Intelは間違いなく競争に参入する必要がある」と、Appleの元幹部で現在はベンチャーキャピタル企業Allegis Capitalに所属するジャン=ルイ・ガセ氏は述べている。

1980年代、当時のCEOジョン・スカリー氏の下でアップルのマッキントッシュ開発を指揮したガセー氏は、自身のブログ「Monday Note」で、この半導体大手が「モバイル市場から完全に姿を消している。x86プロセッサを搭載したスマートフォンは1台もない」と批判した。


元アップル幹部の意見は、彼だけのものではない。パイパー・ジャフレーのアナリスト、ガス・リチャード氏は月曜日、インテルのモバイル向けAtomプロセッサコアがアップルに採用されれば、衰退傾向にあるインテルの将来が回復する可能性があると示唆した。「我々の見解では、インテルはアップルの販売量を引き上げ、良好な(素晴らしいわけではないが)粗利益率で売上高成長を促進するだろう」と、同氏は投資家に語った。

このような動きは、Intelの将来が不透明になることを防ぐ可能性もあるが、むしろ後衛的な動きとなる可能性もある。タブレットメーカーは、より高速なARMチップセットに満足しているようだ。さらに、Appleも近々MacBookシリーズにこのチップを搭載する可能性があると報じられている。

[CNET]