- ニュース

ニューヨークの裁判所は、デビッド・アインホーン氏率いるグリーンライト・キャピタルの主張を認め、アップルが投資家に優先株オプションを付与する権利を制限するAAPL株主投票を差し止める判決を下した。この判決は、グリーンライトが昨日、株主総会を開き、「iPrefs」株式提案の背景にある考え方を説明した後に下された。
アップルの株主は来週の水曜日に優先株の制限に関する投票を行う予定だったが、投票を差し止める仮差し止め命令が下された。
グリーンライト・キャピタルは最近、SECの規則に違反する3つの提案をAppleに一括して提示したとして訴訟を起こした。そのうちの1つは、Appleの優先株配当発行能力を制限することに関するものだった。グリーンライトは基本的に、Appleが一定額の配当を支払うことを求めており、その結果、投資家への還元額が増加することになる。
Appleは公式声明で、「Greenlight Capitalによる何らかの優先株発行の現在の提案を徹底的に検討する」と反論した。ティム・クックCEOは、この訴訟を「馬鹿げたスライドショー」と一蹴し、「この提案は株主の権利に関するものです。この点は明確にしておきたいのですが、Appleが株主に追加の現金を還元するかどうか、あるいはいくら還元するかという問題ではありません。還元の仕組みの問題でもありません」と述べた。
その「メカニズム」は来週のアップルの株主総会で決定されるだろう。
出典:ロイター
画像: ブルームバーグ