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Appleは、来週のiPhone 6の正式発表を皮切りに、今秋、新製品を次々と発表すると予想されている。噂が過去最高に達していることから、9月19日の発売時にはiPhone 6の売上が桁外れに伸びると思われるかもしれない。しかし、Piper JaffrayのトップAppleアナリスト、ジーン・マンスター氏は、そうはならないだろうと予測している。
マンスター氏はこれまで、アップルに関する大胆な予測をためらうような人物ではなかった(たとえ何度間違っていたとしても)が、投資家に向けた同氏の最新のメモでは、iPhone 6の発売週末の売上は、おそらくiPhone 5sほどには大きくならないだろうと主張している。
マンスターの推定は次のとおりです。
「短期的には、昨年の5Cチャネルの充足との厳しい比較を考慮すると、iPhone 6の初週末の売上数にノイズが出る可能性が高いと警告しています。」
2013年、AppleのiPhone発売初週末の売上台数は900万台に達したが、この数字にはiPhone 5cも含まれている。マンスター氏によると、iPhone 5sの販売台数はわずか540万台にとどまった可能性があるという。同氏は、Appleが今年、発売初週末のiPhone売上が大幅に減少する可能性があると予測しており、これは投資家にとってマイナス材料となる可能性がある。
マンスター氏は、Appleが発売週末にiPhone 6を650万台販売すると予測している。これは昨年のiPhone総販売台数から28%の減少となる。販売台数の減少は、2013年にAppleがiPhone 5を全てiPhone 5cに置き換えた際に300万台以上あったiPhoneの「チャネルフィル」が原因とみられる。このことが、発売週末のiPhone総販売台数を押し上げた。
興味深いことに、マンスター氏は新製品やサービスの発売により株価が上昇すると予想し、AAPLの目標価格を105ドルから120ドルに引き上げた。
他のアナリストは、Appleが2014年に少なくとも6,800万台のiPhone 6を注文しており、これは2013年の注文数の2倍であるため、iPhone 6に対する前例のない需要を予測している。iPhone 6は9月9日のイベントで発表される予定で、より大きなディスプレイ、サファイアガラス、より高速なA8プロセッサ、改良されたカメラ、NFCをサポートする新しいモバイル決済システムを搭載すると予想されている。
出典: BI