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写真:Bellus3D
Face IDを支える3Dセンシング技術は、Appleのライバルより2年先行していると報じられており、開発者たちはこの技術の活用に意欲的です。シリコンバレーのコンピュータービジョン企業Bellus3Dが開発した新しいアプリは、AppleのTrueDepthカメラを使って精細な3Dセルフィーを作成します。
iPhone X専用アプリ「Bellus3D FaceApp」は現在ベータ版です。これまでは高価なプロ仕様の3Dスキャナーでしか実現できなかった高解像度の顔スキャンを実現します。下のデモビデオをご覧ください。
このアプリは、ユーザーの顔から25万以上の3Dデータポイントをキャプチャすることで機能します。スキャンを実行するには、アプリは10秒間ゆっくりと頭を回すように指示します。その後、ユーザーの声が3Dで仮想的に再構成され、iPhone Xを使って回転やズームが可能です。3Dセルフィー動画はカメラロールのフォトアルバムに保存でき、Facebookに投稿することもできます。
Bellus3Dは、自社のアプリがiPhone XのTrueDepthカメラを使用して高解像度の3D顔スキャンを実現する初のアプリだと主張しています。モバイルゲーム、カスタムメガネのデザイン、バーチャル3Dメイクアップセッション、医療用途など、様々な用途への応用が期待されています。
現在、このアプリはApp Storeでは入手できませんが、ベータ版はこちらから登録できます。また、サードパーティ開発者が独自のiPhone Xアプリに高解像度の3D顔スキャン機能を追加できるよう、iOS向けのFace SDKのリリースも計画されています。