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画像:Apple
Apple Music の加入者は、Apple Music アプリの「ブラウズ」タブで見つけられる「ミュージックビデオ」セクションに気づき始めています。
Apple Musicでは当初からミュージックビデオが配信されていましたが、専用セクションの開設は、Appleが月額9.99ドルのサービスにおいてミュージックビデオを重要な位置づけとして積極的に展開していることを物語っています。キュレーションセクションには、新作ビデオに加え、アーティストや地域に特化したハイライトビデオも掲載されています。
この機能は Apple の iOS 11.3 アップデートの一部ですが、iOS 11.2.6 でもこの機能が現れるという報告もあります。
Appleがビデオコンテンツに進出
Apple Musicにとって、動画専用のキュレーションセクションを際立たせることは理にかなっています。Appleは当初から、アルゴリズム重視のライバルと差別化を図る上で、発見を重視し、より人間味あふれるコンテンツを提供することに重点を置いてきました。App Storeでも、人間によるキュレーションを重視しています。
Apple Musicへの最近の動きは、Appleがオリジナルコンテンツのビデオ制作に進出する中で、特に理にかなっています。Appleがこの種のコンテンツで自らを同義語にしたいのであれば、ユーザーがApple Musicとミュージックビデオを結びつけるようにすることが、まさに正しいやり方です。Appleは2005年10月にiTunesの一部として初めてミュージックビデオを導入し、瞬く間に成功を収めました。
しかし、一つ疑問なのは、Appleが将来、ユーザーが視聴している動画に基づいて動画をおすすめするアルゴリズムを導入することを検討するかどうかです。YouTubeのようなパーソナライズされたサービスはAppleが考えているものではないかもしれませんが、個人的にはぜひ実現してみたい機能です。
現在、約4,000万人がApple Musicを有料で利用しています。会員数ではSpotifyにまだ及ばないものの、Appleがストリーミング音楽アプリに注力し続けていることを考えると、この夏、米国で首位に立つ可能性は十分にあります。
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出典: 9to5Mac