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写真:フランソワ・デュアメル/©2015 ユニバーサル・スタジオ
残念ながら興行的に失敗に終わった映画『スティーブ・ジョブズ』の監督ダニー・ボイルは、この映画に関わった人々が「傲慢な」振る舞いをしたと発言した。
なぜかって?真実を歪曲したり、一部の人が示唆するようにアップルの故CEOを不当に不名誉な人物として描いたりするのではなく、むしろ、彼らがやったように、映画を一気に大きく展開させるからだ。
「非常に広範囲に、非常に早くリリースするのは傲慢だった」とボイル氏はシャッフル・フェスティバルの募金活動イベントで語った。
Cult of Macで書いたように、アーロン・ソーキンとダニー・ボイルによるジョブズの伝記映画は、もともと低調だった興行収入が公開直後に69パーセントも減少したため、2,072スクリーンから上映が中止された。
ボイル監督が本作の公開スケジュールについて言及するのは今回が初めてではない。ニューヨークとロサンゼルスの一部のスクリーンで公開された当初、興行収入は好調だったものの、ごくわずかだった。興味深いことに、ボイル監督は前回、映画の公開が早すぎたという指摘について語った際、そのように主張した「後知恵の専門家」を激しく批判していた。
個人的には、この映画がロサンゼルスやニューヨークといったコアマーケット以外でヒットすることは決してなかったことは、今となっては明らかだと思います。プレステージ映画を限定公開する際のセオリーは、公開規模を拡大する前に好意的なレビューと口コミを集めることですが、『スティーブ・ジョブズ』の場合は、当初最高の評価を得たものの、その後、より厳しい反発に見舞われました。
『スティーブ・ジョブズ』をまだご覧になっていない方は、先週ユニバーサル社からリリースされたアーロン・ソーキンの脚本の PDF をこちらからご覧ください。
出典:ビジネスインサイダー