- ニュース

写真:ジム・メリシュー/Cult of Mac
次期iPhoneには、Wi-Fiの100倍もの超高速データ通信が搭載されるかもしれません。iOS 9.1のコードに見られる情報によると、AppleはiPhoneで、電波ではなく光パルスを使ってデータを送信するLi-Fi機能をテストしているようです。
iOS 9のシステムライブラリキャッシュファイルの中に、「LifiCapability」という具体的な記述が隠されています。この記述は、19歳の開発者チェイス・フロム氏によってTwitterで初めて発見されました。
Li-Fiのテストはもう間近に迫っています。iOS 9.1ファームウェアのiOSコードによると、次期iPhone 7に搭載される可能性があります。pic.twitter.com/MPK65QwLvp
— チェイスフロム (@kyoufujibaya) 2015年12月31日
AppleInsiderもiOS 9.1以降のバージョンに「LifiCapability」の記載があることを独自に確認しました。しかし、AppleがLiFiを実験している可能性は否定できませんが、iPhone 7に搭載される可能性は低いでしょう。
エディンバラ大学の研究者ハラルド・ハース氏が発明したLiFiは、理論上iPhoneのスループットを毎秒224ギガビットまで向上させることができます。このデータ速度は、目が疲れないほどの4K動画ストリーミングを楽しむにはまさに天国のような速度です。
しかし、大きな問題はLiFiがまだ商用化されていないことです。多くの企業が将来の実現に向けて取り組んでいますが、今年のiPhone発売には間に合いません。この言及は、iPhoneのイメージセンサーを光でデータを送信する「光変調」に利用する2013年のAppleの特許と関係がある可能性もあります。