フォックスコン創業者、ウィスコンシン工場が今年中に稼働すると断言

フォックスコン創業者、ウィスコンシン工場が今年中に稼働すると断言

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フォックスコン創業者、ウィスコンシン工場が今年中に稼働すると断言
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テリー・ゴウ
フォックスコン創業者の郭台銘(テリー・ゴウ)氏(右)は、2020年に米国にさらに重点を置くと述べた。
写真​​:Voice of America/Wikimedia Commons

アップルの主要サプライヤーは、同社がすでに以前の目標を達成していないにもかかわらず、2020年にウィスコンシン州の工場で生産を開始することを約束している。

フォックスコン創業者の郭台銘(テリー・ゴウ)氏は、今月初めに台北で開かれたパーティーで、従業員に対し新工場について漠然とした約束をした。工場建設のために40億ドルの税制優遇措置を確保した郭氏は、今年は米国で多くの時間を過ごす予定であり、主要従業員にも同行してほしいと述べた。

ウィスコンシン州のフォックスコン工場は、2017年の発表以来、論争の渦中にあります。フォックスコンは工場建設に100億ドルを投じ、州内に1万3000人の雇用を生み出すと約束していました。しかし、同社はその後も計画を縮小し続けています。

フォックスコンの米国進出は緩慢

ブルームバーグの報道によると、フォックスコンの郭氏は社内の新年会でウィスコンシン工場に関する懸念を表明した。ウィスコンシン工場はフォックスコンの米国進出において重要な役割を果たすと期待されていたものの、2018年の採用数はわずか156人だった。同社は2019年の採用目標520人にも達しなかった可能性がある。

「多くの鴻海の同僚が米国で働き、米国の製造業の発展とサプライチェーンの構築に貢献してくれることを期待する」と郭氏は従業員に語ったとされる。

2018年、ウィスコンシン州民から、フォックスコンが工場に中国人エンジニアを配置する計画があるのではないかとの懸念が提起されました。当時、フォックスコンはそのような事実はないと主張していました。しかし、郭氏の最近の発言を見ると、その計画は依然として検討されているようです。

ウィスコンシン州のテリー・エバーズ知事は昨年4月、記者団に対し、フォックスコンとの取引から撤退したい意向を表明した。両者は工場の規模縮小計画で妥協した模様だ。エバーズ知事は2019年7月、工場は2020年5月までに1,500人の従業員で稼働を開始すると述べていたが、当初約束していた13,000人の雇用には程遠い。

フォックスコンのこれまでの工場に関するひどい実績を考えると、そもそも工場が開設されないとしても私たちは驚かないだろう。