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アップルから10億ドルの訴訟を起こされたサムスンを擁護する人たちが使ったお気に入りのセリフの一つは、アップルは角の丸い長方形のガラスの特許を持っていないというものだ。「長方形の特許なんて取れない」と彼らは言う。
ああ、まあ、Apple はまさにそれをやった。ある意味。
米国特許商標庁は火曜日、特許審査官による審査を経て、iPadの「装飾デザイン」に関する追加の意匠特許をAppleに付与した。米国特許D607,286号に記載されている「ポータブルディスプレイ装置」のデザイン特徴は、文字通り丸みを帯びた長方形のように見える。
Ars Technicaのクリス・フォレスマン氏の報道によると、この新たな特許が、悪質な模倣業者サムスンとの法廷闘争において、アップルに新たな武器を与えることになるのかどうかは不明だ。アップルは既に、サムスンとの米国での裁判で、同様の機能を含む意匠特許を保有していた。コー判事は、サムスンが2004年のiPadプロトタイプに基づいたアップルのD504,889特許を侵害したと判断した。
Apple は、平らなガラスの表面、長方形の本体、丸い角など、iPad の装飾的なデザインの特許を取得しているが、他の企業はすでに iPad のデザインを模倣することをやめているため、現時点では新しい特許によって Apple に新たな法的優位性はもたらされないと思われる。
出典:Ars Technica