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写真:Kevin Noki
今週、また一人の熱狂的な改造者が現れました。彼は膨大な時間を費やし、数十年前のAppleのコンセプトを再現しようとしています。デザイナーのケビン・ノキ氏は水曜日にYouTube動画を投稿し、1984年にAppleが放棄したFlatMacのコンセプトを、どのようにして実用的なプロトタイプに作り直したかを詳細に紹介しています。まるで後のiPadのインスピレーションとなったかのような、まさに美しき作品です!
「このプロジェクトは夢の実現です!デザイナーとして、私は常に革新的なコンセプトにインスピレーションを受けてきました。そして今回、最も象徴的でありながら実現されなかったプロトタイプの一つ、ハルトムート・エスリンガーのApple FlatMacを再現するという挑戦に挑みました」とノキ氏はYouTube動画ページに綴った。
iPad のインスピレーション: デザイナーが Hartmut Esslinger の Apple FlatMac デザイン プロトタイプを再現
以下からご覧いただけるNoki氏の49分間の動画では、FlatMacプロジェクトの全容が紹介されています。動画では、今もなお活躍する伝説的デザイナー、Esslinger氏に仕様の詳細とプロトタイプ製作の許可を依頼し、3Dプリントされたハードウェアの各部品を完璧に仕上げ、1980年代当時と全く同じように動作させる様子が映し出されています。動画ではまず、Esslinger氏の著書『Keep It Simple: The Early Design Years of Apple』を紹介し、同社における彼の象徴的な仕事について解説しています。
ちなみに、エスリンガーはドイツ系アメリカ人の工業デザイナーで、1980年代初頭にAppleのデザイン界を牽引しました。1984年、彼と彼の会社であるfrog designは「スノーホワイト」デザイン言語を開発し、1990年までApple IIcやMacintosh IIなどのApple製品に適用しました。その後、エスリンガーはスティーブ・ジョブズとともにNeXT社に移りました。

写真:Kevin Noki
Noki氏の動画は長編ですが、サンドペーパーの使い方、部品の接着、はんだ付けなどの実演部分は早送りで見ることができます。つまり、彼の工程のすべてを見ることができます(ありがたいことに、部品の配達を待っているシーンは除きます)。最後に、Noki氏はこのマシンを使って製品のポスターをデザインします。まるで数十年前のAppleが作っていたかのような仕上がりです。なんと「フロッピーディスクを今でも受け付けている店」でプロに印刷を依頼したそうです。
Noki 氏は自身の YouTube ページで、使用したすべての製品とサプライヤーへのリンクを掲載しており、そこで長編ビデオも視聴できます。