- ニュース

アップルは、スマートフォン向けディスプレイチップを専門とするルネサス エレクトロニクスの事業部門の買収を検討している。日本のビジネスサイト日経によると、この買収によりアップルはiPhoneのディスプレイの「鮮明度とバッテリー寿命」を向上させるためのエンジニアリングの専門知識を獲得できるという。
アップルは既に液晶ディスプレイ用チップのすべてをルネサスに発注しており、同社は世界の中小型液晶ディスプレイの約3分の1の供給を担っている。アップルはルネサスのチップ部門を外部委託するのではなく、自社で製造することを目指している。
この動きはまさにAppleらしいと言えるでしょう。Appleはハードウェアとソフトウェアが密接に連携して動作することに特化した企業であるため、iPhoneのディスプレイチップの製造方法を完全に自社で管理することは、今後のエンジニアリングプロセスにプラスに働くでしょう。
アップルが同部門の従業員240名に対して支払う金額は約4億7900万ドルとなる。ルネサスは最近、半導体工場の売却を検討しており、ソニーは昨年末に買収を検討していた。
出典:日経新聞