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写真:テキサス・インスツルメンツ
Appleは、スマートホームの取り組みを率いるために、スマートロック会社Ottoの元CEOであるサム・ジャダラの専門知識を確保した。
Apple が最近、音声対応テクノロジー企業 Pullstring を買収したことと合わせて考えると、これは Apple がホームオートメーション分野での競争力を強化したいと考えていることの確かな兆候だ。
倒産前に700ドルのスマートロックを製造していたOttoに加え、ジャダラー氏は10年間マイクロソフトでも勤務していた。アップルへの移籍は、全くの突発的な出来事ではない。Ottoの初期チームの約70%はクパチーノ出身だ。
Ottoのデザインとシンプルさから、同社は「スマートロック界のApple」と称賛されることもあり、ジャダラー氏はAppleに非常に適任と言えるでしょう。
彼が新たな役職でどのような取り組みを担当するのかは、まだ不明だ。彼のLinkedInプロフィールには、Appleへの入社日が2019年2月と記載されているが、ホーム部門に勤務していることだけが記載されている。
現在、Appleのこの事業分野では6件ほどの求人がある。オットー氏の元エンジニアの何人かが、ジャダラー氏の新しい職場に戻ってくるかどうかは、今後の展開を見守る必要がある。
家を乗っ取る
Appleは2014年のWWDCで、ホームオートメーションプラットフォーム「HomeKit」を発表しました。HomeKitは、サードパーティメーカーのデバイスをAppleのソフトウェアエコシステムに統合します。これにより、iOSとMacユーザーは、照明やサーモスタットからスマートロックや防犯カメラまで、あらゆるものを制御できるようになります。
しかし、AppleはHomeKitのセキュリティ重視の姿勢で高く評価されましたが、このアプローチは新製品の展開を遅らせる要因にもなりました。昨年、AppleはHomeKitデバイスの認証をソフトウェアに切り替えました。その結果、CES 2019は刺激的なHomeKitの新製品で溢れかえりました。
ジャダラ氏の採用はHomeKitの勢いを維持できるだろうか? 我々はそう信じたい。今のところ分かっているのは、Appleが新たに非常に優秀な人材を獲得したということだけだ。
出典:CNBC