
いえ、エイプリルフールではありません。IP Innovation, LLCと名乗る企業が、1970年代半ばにゼロックスPARCの代理で出願された特許をAppleが侵害したとして訴訟を起こしました。この特許は、ええと…1991年に出願されました。Ars Technicaがこの状況をかなり詳細にまとめています。その中でも特に注目すべき点は次のとおりです。
ゼロックス社は結局 1989 年にアップル社を訴えることになり、スティーブ・ジョブズは同社を「期限通りに誰かを訴えることさえできない」ほど機能不全の組織であると見なして退けた。
IPイノベーションはここ数年で少なくとも32件の特許関連訴訟を起こしています。この社名の根底にある勇気、素敵ですよね?「他社にイノベーションをさせて、その特許を買い取って、さらに成功した企業を訴える!」と。彼らは間もなく、GEがプロメテウスの光特許を侵害したとして訴訟を起こすと聞いています。真面目な話、私はゼロックスPARCのイノベーターたちの大ファンです。残念ながら、このくだらない訴訟が大成功を収めたとしても、彼らが一銭も得ることはないでしょう。
Apple、曖昧なユーザーインターフェース特許をめぐり訴訟される [Ars Technica]
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