もう1曲:スティーブ・ジョブズのオペラが今春、全米でストリーミング配信

もう1曲:スティーブ・ジョブズのオペラが今春、全米でストリーミング配信

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もう1曲:スティーブ・ジョブズのオペラが今春、全米でストリーミング配信
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スティーブ・ジョブズの(R)革命は今年6月に放送される。
写真:ベン・スタンフィールド/Flickr CC

スティーブ・ジョブズがラジオにやって来る。それも歌という媒体を通して!

新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより劇場が閉鎖されている中、シアトル・オペラは過去の公演の一部をラジオ放送(およびオンラインストリーミング)し、リスナーに待望のオペラを届ける予定です。Appleファンなら、Appleの象徴的な共同創設者でありCEOでもある故スティーブ・ジョブズの物語を描いたグラミー賞受賞オペラ『The (R)evolution of Steve Jobs』を聴いてみてはいかがでしょうか。


全編はシアトルのラジオ局 Classical KING FM 98.1 で放送されます。

「シアトル・オペラとKING FMは、美しい音楽と物語を聴衆の皆様にお届けできることを大変嬉しく思っています」と、シアトル・オペラの総監督クリスティーナ・シェッペルマン氏は声明で述べた。「シアトル・オペラを支え、この未曾有の時期にラジオを通して才能を披露する機会を与えてくださったすべてのアーティストの皆様に、心より感謝申し上げます。」

『スティーブ・ジョブズの(R)evolution』 は2017年にニューメキシコ州のサンタフェ・オペラで初演され、2019年2月から3月にかけてシアトルで上演されました。ジョブズ役を演じたのは、オペラで数々の大役を演じてきたジョン・ムーアです。昨年のシアトル公演の予告編には、次のように書かれていました。

タートルネック姿の大物役を演じるのは、シアトル市民を熱狂させた『セビリアの理髪師』のフィガロ役や『魔笛』のパパゲーノ役で魅了した、高名なバリトン歌手ジョン・ムーア。ムーアに加え、K・ブン・チノ・オトガワ役のアダム・ラウ、ポール・ジョブズ役のモーガン・スミスが再び共演。エミリー・フォンス(ローリーン・ジョブズ役)、ギャレット・ソレンソン(スティーブ・ウォズニアック役)、マディソン・レナード(クリスアン・ブレナン役)が初出演。

スティーブ・ジョブズのオペラが6月に放送される

『スティーブ・ジョブズの(R)evolution』 の上演は、おそらく偶然かもしれませんが、まさに絶好のタイミングでした。このオペラは今年後半にジョブズの古巣サンフランシスコで上演される予定でした。しかし、サンフランシスコ・オペラは先日、COVID-19の影響により、6月20日から7月3日までの公演を中止すると発表しました。

『スティーブ・ジョブズの(R)evolution』は、  6月13日午前10時(太平洋標準時)にClassical KING FM 98.1で放送されます。ちょうどWWDCの時期です。

オペラファンの方、クラシックKING FM 98.1で放送されるのはスティーブ・ジョブズ・オペラだけではありません。他にも「アイーダ」、  「ラ・ボエーム」「蝶々夫人」など、数々の名曲が演奏されます。こちらからお聴きいただけます。オンラインでもお聴きいただけます。