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AppleはOS X Mountain LionでiOS 5の通知センターをMacに導入しました。新しいインターフェースは、Macアプリ「Growl」の機能を模倣し、さまざまなアプリからの通知を一箇所に表示します。Growlは多くの人気Macアプリと連携し、ポップアップで通知を表示できるため、ご存知の方もそうでない方も、おそらくすでに使ったことがあるでしょう。
Mountain LionでMacに通知センターが追加されたことで、Growlは機能制限されたと思われがちですが、開発者によるとそうではありません。GrowlはMountain Lionの通知システムをさらに強化するとのこと。
Growlは最近Mac App Store向けに大幅な改良を受け、お馴染みの消えるバブルに加え、通知履歴ウィンドウが追加されました。現在、Mac App Storeでベストセラーとなっており、1.99ドルで販売されています。
Growl の開発者は、将来の計画を次のように述べています。
Growlは健在です。Growlの将来2つのバージョンをリリースすべく、現在も積極的に取り組んでいます。現時点での報道によると、通知センターはMac App Storeで入手できるアプリのみで利用可能とのことです。つまり、ストアに存在しない、あるいは入手できないアプリは事実上、利用できない状態になっているということです。
Growl と Notification Center を統合する方法について調査中です。まだ初期段階ですが、開発者とユーザーの両方にとって最適な統合方法を見つけられると考えています。開発者が 10.6~10.8 で動作するアプリケーションに通知機能を追加する作業が、スムーズかつシームレスに行えるようにしたいと考えています。
Growl は、より冒険好きな Mac ユーザーにとって通知センターの代替となるようです。開発者は他のサードパーティ アプリ メーカーと協力して、Growl サポートをより多くの Mac App Store タイトルに統合しようとしています。
Growlは、Macでカスタム通知を設定するための最高のツールであり続けるでしょう。Appleの通知センターとは異なり、Growlではアプリごとに異なるポップアップテーマを設定したり、通知の表示時間をカスタマイズしたりできます。

Growl通知を通知センターに自動転送するMountain Lion対応の新アプリ「Hiss」については既にご紹介しました。Growlフレームワークが通知センターと連携できるようになるとすれば、Appleの次期デスクトップOSのリリース時には、カスタム通知のためのより優れたオプションが提供されるはずです。
(画像はBeautiful Pixelsより)