ロシア、アップルにテレグラム削除の猶予を30日以内に与える
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ロシア、アップルにテレグラム削除の猶予を30日以内に与える

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ロシア、アップルにテレグラム削除の猶予を30日以内に与える
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テレグラムの炎上
Telegramはロシアで問題を抱えている。
写真:Telegram/Cult of Mac

ロシアの規制当局は、Appleに対し、30日以内にTelegramをApp Storeから削除するよう通告した。さもないと!

ロシア政府は、Appleが同社に送付した法的拘束力のある書簡に返答しない場合の対応について言及していない。ピアツーピアの暗号化メッセージ送信アプリであるTelegramは、ロシアのインターネットサービスに大混乱をもたらしているとされている。ロシアは現在、Appleに介入と支援を求めている。

「法的拘束力のある書簡を送付し、法的拘束力のある回答を待っているところです」と、ロスコムナドゾールのアレクサンダー・ザロフ長官はインタビューで述べた。「アップルは他の多国籍企業と同様に、非常に煩雑な手続きを伴う企業であるため、1ヶ月以内に回答が得られると期待しています。」

ロシア対テレグラム

ロスコムナゾールはロシアの通信監視機関です。Telegramの削除は前例のないことではありません。Appleは今年初め、不適切なコンテンツへのアクセスを理由に、App Storeから同アプリを削除しました。先月、ロシアの裁判所はAppleに対しアプリの禁止を命じましたが、同社はこれに応じていません。

Telegramはロシア連邦保安庁(FSB)に対し、バックドアの提供を拒否した。FSBは、Telegramが安全なメッセージングを提供することで、犯罪者やテロリストの活動を可能にしていると主張している。ロシア連邦保安庁(ロスコムナゾール)の報告によると、クレムリンは6週間にわたり同アプリの禁止を試みてきたが、Telegramの運用は15~30%削減されたにとどまっている。

Appleが従わない場合はどのような措置が取られるかとの質問に対し、ロスコムナドゾールのザロックス局長は「今のところ、さらなる措置を予測することはできない」と述べた。