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写真:John Pemble/Flickr CC
ほとんどの人にとって、昨日のCNN討論会で最も記憶に残った出来事は、ドナルド・トランプ氏と共和党大統領候補のカーリー・フィオリーナ氏の対決だった。
アップルのファンにとっては、スティーブ・ジョブズがかつてフィオリーナの自宅に電話をかけ、ヒューレット・パッカードでの職を失ったフィオリーナに哀悼の意を表したというニュースだった。
選挙運動でテクノロジーファンにアピールするのに、スティーブの名前を出すよりいい方法はあるだろうか?もちろん、全員に新品のiPhoneをプレゼントする以外に方法はない。
ジョブズ氏の逸話は、フィオリーナ氏がHPで在職していた期間に会社が大きな損失を出し、解雇に至ったことをトランプ大統領が批判したときに出てきた。
これに対してフィオリーナ氏は次のように答えた。
「あの出来事が起こった日から、私はこのことについてとても正直に話してきました。現状に挑戦すれば敵はできるものです。私も何人か作りました。スティーブ・ジョブズは、私が解雇された日に電話をかけてきて、『おい、もう二度も同じことを経験しているぞ』と言ったそうです。」
フィオリーナ氏はさらに、「リーダーシップを発揮し、現状に挑戦すると敵を作ることになる」と述べ、再びジョブズ氏の名前を挙げた。
しかし、故アップル共同創業者との比較が行き過ぎる前に、フィオリーナ氏の下でHPの株価がドットコムバブルの崩壊とコンパックとの悲惨な合併のさなかに暴落したことを指摘しておく価値がある。2008年には、InfoWorld誌が彼女を「反スティーブ・ジョブズ」と評した。
ジョブズが彼女に直接電話をかけ、哀悼の意を表したのは、まさに一流の行為と言えるでしょう。ジョブズがキャリアの第二幕で驚くべき活躍を見せたことを考えると、悪い知らせを受けた後に、あの伝説のアップルCEOから電話をもらっても、誰も困らないのではないでしょ うか。
ただし、その人物が BlackBerry の責任者である場合、そして悪いニュースとしては Apple が独自のスマートフォンを発売するという場合を除いては!
出典:USAトゥデイ