T-Mobile:iPhoneは当面当社のネットワークに導入されない
Mac

T-Mobile:iPhoneは当面当社のネットワークに導入されない

  • Oligur
  • 0
  • vyzf
T-Mobile:iPhoneは当面当社のネットワークに導入されない
  • ニュース
Tモバイル

AT&Tによる390億ドルのT-Mobile買収により、iPhoneがT-Mobileの顧客にまもなく提供されるのではないかと期待している人もいるかもしれません。しかし、T-Mobile自身は、この件に関して次のように反論しています。

T-Mobile USAは引き続き独立した企業です。買収は約12ヶ月で完了する予定です。iPhoneは取り扱っておりません。Samsung Galaxy S 4Gなどの最先端デバイスに加え、近日発売予定の新製品Sidekick 4Gも取り扱っております。

つまり、T-MobileがiPhoneを販売するのは少なくとも2012年までは期待できないということです。また、販売開始後もT-Mobileの店舗が突然AT&Tの店舗になるわけではありません。T-MobileはAT&T傘下の独立した企業として運営され、独自の携帯電話を販売します。iPhoneがT-Mobileに導入されたとしても、AT&Tが親会社であるからといって、自動的に顧客に提供されるわけではありません。

補足として、T-Mobile が AT&T に買収される決断をした理由について、次の引用文をご覧ください。

両社の世界クラスの事業統合は、お客様に大きなメリットをもたらします。この合併により、米国人口の95%に堅牢な4G LTEネットワークを展開できるようになります。これは、両社単独では実現不可能なことです。

これは興味深い。T-MobileとAT&Tが、現在の「4G」サービスが全くの「4G」ではないことを認めているのだ。T-MobileとAT&Tはどちらも、自社のHSPA+サービスを「4G」と呼んでいるが、実際には単に高速な3Gであり、SprintのWiMaxやVerizonのLTEといったサービスには遠く及ばない。実際、AT&Tの4Gスマートフォンは、明らかに3G端末であるiPhone 4よりもデータ転送速度が遅いのだ!

T-MobileとAT&Tは、協力しなければVerizonのLTE展開に追いつく望みは全くないと認めているようだ。しかし、両社が協力すれば、より短期間で全米の大部分をGSM LTEでカバーできるだろう。もしこの状況に明るい面があるとすれば、少なくともT-MobileとAT&Tは4Gの意味について顧客に嘘をつくのをやめるだろうということだ。