
19歳の若者がWWDCへの無料奨学金を獲得した方法
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来週、学生のケニー・バティスタさんがカリフォルニア州サンノゼで開催されたAppleの世界開発者会議(WWDC)の日記を書きます。ケニーさんは、食費、宿泊費、基調講演への参加費、そしてApple CEOのティム・クック氏との面会費を含む、念願の奨学金を獲得しました。最初の日記で、ケニーさんは奨学金獲得の経緯を語っています。
数週間前、AppleからWWDC奨学金に選ばれました。今週の土曜日にカンファレンスに参加し、1週間滞在する予定です。
私は、寮、奨学金オリエンテーション(その後、ティム・クック氏に会う予定)、基調講演、セッションなど、イベントの様子を一人称視点で書くつもりです。
AppleのXcode版Swift Playgroundsでデモを作成し、それについての短いエッセイを書いて奨学金を獲得しました。6日間、放課後約30時間かけて取り組みましたが、その甲斐はありました!
私がそれをやった方法は次の通りです。
WWDC 基調講演まで寝ません!

写真:ケニー・バティスタ
先週、サンフランシスコにあるMake School Product Collegeの1年目を終えました。Make Schoolは、Y Combinatorが支援するオルタナティブカレッジで、コンピューターサイエンスとプロダクト開発に重点を置いています。この素晴らしいプログラムには、世界中から50名の学生が参加しています。9ヶ月前、この学校に通うためにニューヨークからサンフランシスコに引っ越しました。19歳です。
今、ベッドに横になりながらiPhoneでこのエントリのこの部分を書いています。来週開催されるAppleのWWDC(世界開発者会議)が本当に楽しみです。Appleが今年どんな開発者向け特典を用意してくれているのか、ワクワクして止まりません。
Appleは毎年、WWDC学生奨学金プログラムに約300名の学生をコンテストで選出しています。このプログラムは、STEM関連団体の学生または卒業生で、13歳以上のお子様を対象としています。
過去数年間、Appleは学生に新しいアプリの作成、または過去に作成したアプリの提出を求めてきました。今年は、Xcode Playground、またはAppleのSwiftプログラミング言語を学習できるiPadアプリ「Swift Playgrounds」のいずれかを使って、視覚的にインタラクティブなシーンを作成することを課題としました。
優勝したSwift Playground
上記は私が作成したインタラクティブなデモです。
Appleが奨学金プログラムを開始したとき、会社は私たちに数週間の猶予を与え、遊び場を作って提出させました。私は毎日学校から帰ってきてから自宅で作業しました。
Appleの核となる価値観、つまり私たち全員が称賛するインクルージョンとダイバーシティを象徴する遊び場を作りたかったのです。この遊び場には3つの特徴があり、現在のモダンなAppleロゴの前で一つにまとまり、Appleのコアチーム(会社全体)が人々の多様性を受け入れ、全体として成長していく様子を表しています。
もっと早くできたはずなのですが、私がプログラミングに使ったクラスはAppleやiOSコミュニティによって十分にドキュメント化されておらず、多くのことを自分で考えなければなりませんでした。
プレイグラウンドの視覚的なインタラクションを構築するために使用した主な2つのクラスは、AppleのCAEmitterLayerとUIBezierPathです。QuartzCoreフレームワークから派生したCAEmitterLayer を使うと、ビュー内のレイヤーの上にパーティクルをレンダリングできます。CAEmitterLayer を使って、プレイグラウンドに2つの主要な機能を構築しました。
1) 銀河の星の粒子
2) 流れる多様な Apple ロゴの粒子。
UIBezierPathはUIKitフレームワークから派生したクラスで、ビューの上にラインパスを作成できます。UIBezierPathを使って、流れるような星とカラフルなAppleロゴの周りを斜めに描く3本のカラフルな直線を定義しました。
参加します!
数週間後、Apple から次のようなメールが届きました。

画像提供:ケニー・バティスタ
これが私の WWDC 奨学生プロフィールです。
「ダブダブ」の準備
私と地元の学者数名は土曜日の朝にサンフランシスコからサンノゼ地区へ向かい、寮の準備をする予定です。
日曜日には奨学金オリエンテーションに参加します。そこでは、AppleのCEOであるティム・クック氏やエンジニアの方々と交流し、皆で集まります。私たちみんなが使っている素晴らしい製品のリリースを担う責任者にお会いできるのを、本当に楽しみにしています。
今週の残りは楽しい日々になりそうです。基調講演に出席し、Apple が私たちのために何を作ろうとしているのかを知る予定です。
Apple が iOS 11 をリリースするという噂や、MacBook のリフレッシュ、そして私たちが 1 年間ずっと見て使いたいと思っていたその他の開発者向け特典に興奮しています。
Apple のトップエンジニアやマーケティング担当者が主催するセッションやラボからは、洞察に満ちた知識を大量に得ることができます。
また、Square と Google がこの地域で開催するパーティーに参加するのも楽しみです。
来週は本当に忘れられない経験になるだろうと確信しているので、必ず記録に残しておきたいと思います。Cult of Macでの体験を日記形式で綴っていきますので、どうぞお楽しみに!
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