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スマートフォンが一般的な携帯電話よりもますます普及する世界において、AppleとAndroidが最も勢いを増しているようだ、と新たな調査結果が示している。AppleのOSは現在、世界のスマートフォンの15.4%に搭載されており、GoogleのAndroidは市場シェア9.6%を占め、Microsoft Windows Mobileを追い抜いて昨年の1.6%から増加している。
ガートナーによれば、2010年第1四半期のiPhoneの世界販売台数は112%増加し、2009年の同時期の10.5%増を大きく上回った。より規模の大きい携帯電話市場においても、カリフォルニア州クパチーノに本社を置く同社は2.7%増で第7位につけており、モトローラとはわずか0.3%の差で後れを取っている。
「成長の要因の一つは、英国などの既存市場における新規通信サービスプロバイダーの参入と、中国や韓国といった新興市場での販売好調です」と、ガートナーのカロリーナ・ミラネージ氏は水曜日に述べた。「第2四半期はAppleにとって非常に重要な四半期になるでしょう。Appleは6月に開催される世界開発者会議(WDC)で新型iPhoneを発表すると予想しています。この会議では、マルチタスクなど、開発者とユーザーにとって歓迎すべき改良点を含むiPhone OSの最新リリースが初めて披露されることになります」と彼女は付け加えた。
第1四半期のスマートフォンOSのうち、前年同期比でシェアを伸ばしたのはAppleとAndroidの2つだけだった。例えば、市場リーダーのSymbianは、2009年の同時期の48.8%から44.3%にシェアを縮小した。ガートナーによると、第2位のRIMもシェアを落とし、前年同期の20.6%から19.4%に低下した。
スマートフォンの世界販売台数が48.7%増の5,430万台に達したのに対し、携帯電話市場全体はわずか17%増の3億1,470万台にとどまり、アナリスト会社が「2006年以来最も力強い前年比増加」と表現した状況となっている。
関連ニュースとして、ウォール・ストリート・ジャーナルによると、アップルは日本の携帯電話市場の72%を占めている。
[ガートナー、フォーチュン、WSJ経由]