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Appleのほぼすべてのデバイス、そしてAmazon、Dell、Microsoft、Sonyなどの多くのデバイスを組み立てているFoxconnは本日、シャープの堺市にある巨大な液晶工場の株式46.5%を取得したと発表した。この買収によりシャープの業績向上が期待され、将来のiPadに低消費電力のIGZOディスプレイを搭載する可能性もある。
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フォックスコンは現在、シャープが保有する工場の株式46.5%を保有している(残りの7%はソニーが保有)。さらに、シャープの株式11%も保有している。収益は両社で均等に分配されると報じられている。
シャープは投資の見返りとして、製造においてサードパーティ製の部品をより多く使用することに同意しており、フォックスコンの規模を価格交渉の有利な材料として活用するとみられる。シャープはこの提携によって「グローバル市場における競争優位性」を獲得し、アップルへの液晶パネル供給において両社がサムスンやLGディスプレイといった企業と競合することを期待している。
報道によると、シャープはすでにAppleの最新iPad向けに約270万枚のRetinaディスプレイを生産しており、第2四半期には生産量を増やす可能性がある。また、同社は今年後半にiPhone向けディスプレイの供給も開始する可能性があるとされている。
この提携は、主要契約メーカーからのLCD供給が保証されるので、間違いなくAppleの生産に利益をもたらすだろう。
さらに、将来のApple製品、特にiPadには、既存のパネルよりも優れた発色と明るさを実現しながら、消費電力が少ないとされるシャープのIGZOディスプレイが採用される可能性もある。Appleがまだこの技術を採用していないのは、シャープがAppleが必要とする量を供給できないためだが、Foxconnとの新たな提携によって状況が変わる可能性がある。
[iDB経由]