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写真:フォックスコン
台湾メーカーの鴻海精密工業(通称フォックスコン)は、アップルからiPhone 6の注文の大半を獲得したと報じられており、喜ぶ理由は十分にある。
同社は本日、昨年度の連結売上高が過去最高の1,318億2,000万ドルに達したと発表した。また、同社の会長であるテリー・ゴウ氏は、今年の利益はさらに良くなると予想しているとコメントした。
しかし興味深いことに、郭氏はウェアラブルに関して、いくつか厳しい言葉を残している。同社の成功が、今年10月に発売予定のiWatchでウェアラブル市場参入すると見込まれるAppleと非常に密接に結びついていることを考えると、これは少々意外なことだ。
マスマーケット向けテクノロジーの将来について、郭氏はウェアラブルデバイスは2つの方向性、つまりファッションアクセサリーとして、そしてスマートフォンの拡張として発展していくと述べ、どちらの方向性もそこまでには至らないだろうと反論した。
彼の優れた開発アイデアとは?それはスマートロボットだ。フォックスコンは長年この事業に取り組んでおり、工場向けロボットと、企業活動や医療などの用途に使用される消費者向けロボットという2つの主要分野に分けた。
しかし、郭氏はコメントにいくらかの余地を残し、個人の健康モニターと組み合わせたウェアラブルデバイスは有用になる可能性があり、そのデバイスをサポートする強力なエコシステムの存在は、それを単なる短期的なおもちゃ以上のものにするのに役立つだろうと述べた。
フォックスコンは、年間出荷台数で世界第2位の携帯電話端末メーカーであり、サムスンに次ぐ世界第2位の出荷台数を誇る。また、世界最大のタブレット端末メーカーでもある。
出典:DigiTimes