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写真:MGM/Wikipedia CC
ワインスタイン・カンパニーの映画界の大物ハーヴェイ・ワインスタインによるセクハラ疑惑が続いていることを受け、アップルはワインスタイン・カンパニーが制作する予定だったエルヴィス・プレスリーの伝記オリジナルシリーズの計画を中止したと報じられている。
この契約はまだ初期段階で、今年初めにアップルに入社した元ソニー幹部のジェイミー・エルリヒト氏とザック・ヴァン・アンバーグ氏によってアップルに持ち込まれた。このシリーズは、プリンスとマイケル・ジャクソンに焦点を当てた、同様の伝記映画シリーズの第1弾となる可能性もあった。
ワインスタイン氏は、木曜日に最初に疑惑を報じたニューヨーク・タイムズ紙の報道を受けて、日曜日の夕方、自身が共同設立した会社から解雇された。
エルヴィス・シリーズの企画は、エルヴィス・プレスリー財団の全面的な同意を得て進められていました。8~10話構成で、故エルヴィスのグレイスランドにある邸宅で撮影され、彼のキャリアを彩った様々な小道具が使用され、個人的な日記などのアーカイブも参考にされる予定でした。
Appleのオリジナルのテレビ事業
エルヴィス・シリーズは、アップルが提案した巨額予算の番組の一つで、同社がネットフリックスやアマゾンなどの大手や、Huluなどの小規模な新興企業と競争できるように設計されたものだった。
Apple がこの分野で初めて手がけたリアリティ番組「Planet of the Apps」と「Carpool Karaoke: The Series」は批評家から酷評され大失敗だったが、Apple はさらなる番組の立ち上げに 10 億ドルを費やす準備をしていると言われている。
エルヴィスの伝記映画に加え、アップルはジェニファー・アニストンとリース・ウィザースプーン主演の新たなオリジナルドラマシリーズの権利をめぐってネットフリックスと争っているとみられており、ジェームズ・ボンド・フランチャイズの権利獲得にも名乗りを上げている可能性もある。
さらに、アップルは制作業務の拡大のため、ハリウッドの象徴的な旧住所であるカルバー・スタジオに工場を設立することを検討しているとも言われている。
出典:デッドライン