スティーブン・ソダーバーグ監督、高額カメラを捨ててiPhoneへ
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スティーブン・ソダーバーグ監督、高額カメラを捨ててiPhoneへ

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スティーブン・ソダーバーグ監督、高額カメラを捨ててiPhoneへ
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iPhone X 背面
iPhone Xの4Kカメラは本格的な映画制作ツールだ。
写真:Ste Smith/Cult of Mac

ハリウッドで最も有名な監督の一人が、iPhone での撮影を全面的に採用する準備ができている。

『オーシャンズ11』から『マジック・マイク』まで、数々の名作を手がけてきたスティーブン・ソダーバーグ監督は、最新作の撮影をすべてiPhoneのみで行った。ただ、iPhoneを単なるギミックとして使うのではなく、ソダーバーグ監督は今後の作品のほとんどでiPhoneを使う予定だと語っている。

ソダーバーグ監督は、映画をすべてiPhoneで撮影した最初の監督ではありません。『タンジェリン』は批評家から高く評価され、すべてiPhoneで撮影されましたが、これは予算上の理由によるものでした。ソダーバーグ監督の新作『アンセイン』もすべてiPhoneで撮影されました。

サンダンス映画祭に出席したソダーバーグ監督は、iPhone の映画撮影の質に非常に感銘を受け、iPhone は今や正当なツールになったと語った。

「これが未来だと思う」とソダーバーグ監督はインタビューで語った。「制作の裏側を何も知らないままこの映画を観る人は、これが携帯電話で撮影されたとは誰も思わないだろう。それはこの映画のコンセプトではない」

ソダーバーグ監督は、自身の映画で様々なカメラを試していることで知られています。かつては高価なRED 4Kカメラを熱烈に支持していましたが、今ではiPhoneを「ゲームチェンジャー」と評しています。今後iPhoneのみで映画を撮影するつもりかと尋ねられると、ソダーバーグ監督はそうするつもりだと答えました。

「まず、それについて考えないというのは、かなり正当な理由がないとできないでしょう…多くの人がキャプチャーデバイスの大きさについて哲学的な障壁を抱えています。でも、私にはそんな問題はありません」とソダーバーグは説明した。「これは、映画監督としてこれまで経験した中で最も解放感に満ちた経験の一つであり、これからもそうあり続けるでしょう。瞬間瞬間に感じた瞬間は非常に重要で、私にとってこれは新たな章なのです。」