SEC、アップルの株主からNDAを隠そうとする試みを阻止
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SEC、アップルの株主からNDAを隠そうとする試みを阻止

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SEC、アップルの株主からNDAを隠そうとする試みを阻止
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アップルは株主に対し、隠蔽条項に関する投票を行わなければならない。
写真:ローレンツ・ヘイマン/Unsplash

米証券取引委員会は、アップルが株主から秘密保持契約やその他の隠蔽条項を隠そうとする試みを阻止した。

この決定は、アップルの投資家であるニア・インパクト・キャピタルが9月に提案書を提出し、アップルに対し「嫌がらせ、差別、その他の違法行為の文脈で隠蔽条項を使用することで同社に生じる可能性のあるリスク」を詳述した報告書の公表を求めたのを受けて行われた。

アップル、秘密保持契約の秘密保持に失敗

ニア・インパクト・キャピタルの提案は、アップルの元社員シェール・スカーレット氏が10月に、クパチーノがSECに虚偽かつ誤解を招くような発言をしたと主張する内部告発書を提出したことを受けて出された。

一部の投資家は、Apple の NDA やその他の秘密保持契約、特に従業員との間で締結された契約が公になった場合に、同社がどのような評価を受けるかについて懸念しているようだ。

Appleは「そのような条項は使用しない」方針だとしているが、元従業員はこれに異議を唱えている。SECの決定により、Appleは年次株主総会において投資家にNia Impact Capitalの提案に対する投票権を与えなければならないことになる。

ロイターの取材に対し、アップル社はこの決定についてコメントを控えた

アップルは他の苦情にも直面している

スカーレット氏は、Appleに対して内部告発を行った唯一の元従業員ではない。元エンジニアのアシュリー・ジョヴィク氏も10月にSECに連絡し、AppleがSECに虚偽の報告をしたと主張している。

ジョビック氏はまた、敵対的で危険な労働環境について懸念を表明した後、アップルによる扱いについて米国労働省と全米労働関係委員会に苦情を申し立てた。

アップルに疑問を抱いている株主は、ニア・インパクト・キャピタルだけではない。 マーケットウォッチは水曜日、SOCインベストメント・グループ、サービス従業員国際組合、トリリアム・アセット・マネジメントが協力し、アップルの公民権監査を要求したと報じた。