- ハウツー

写真:チャーリー・ソレル/Cult of Mac
iPhoneの「おやすみモード」は本当に素晴らしい機能です。毎日決まった時間に電話をサイレントにできるので、Facebookの通知音やその他の無駄なビープ音で起こされる心配はありません。でも、特定の人から邪魔されたい場合もあるでしょう。10代の子供が夜遅くまで外出していたり、パートナーが旅行に出ていたり。そんな時、その人からの電話やメッセージを「おやすみモード」のシールドを通過させる方法はあるのでしょうか?はい、あります!「緊急バイパス」と呼ばれるもので、その設定方法をご紹介します。
緊急バイパス
「緊急バイパス」という名前は、iOSのヒントというより医療処置のように聞こえますが、まさにその通りです。緊急バイパスを使うと、連絡先にマークを付けることで、その人からの通話やiMessageが「おやすみモード」(DND)をバイパスできるようになります。
奥さんは夜遅くまで外出していて、あなたはもうベッドにいますよね? 今は奥さんが戻ってくるまでDNDをオフにして、彼女からのメッセージを見逃さないようにしているかもしれません。しかし、DNDをオフにすると、例えば国の反対側にいる上司からSlackで長々とした愚痴を聞く羽目になります。
緊急バイパスはより精密です。連絡先ごとに有効にするだけで、指定した連絡先だけがDNDをバイパスし、他の連絡先はバイパスされなくなります。
緊急バイパスを有効にする方法

写真:Cult of Mac
緊急バイパスは連絡先レベルで機能するため、iPhoneで有効にするとiPadなどにも同期されます。連絡先の緊急バイパスを有効にするには、連絡先アプリ、電話アプリ、またはメッセージアプリでその連絡先のカードを開くか、情報アイコンⓘを押します。そして、上のスクリーンショットのように、メッセージまたは着信音の通知設定を選択します。

写真:Cult of Mac
その設定の中に、一番上に「緊急バイパス」スイッチがあります。今まで気づかなかったことに驚かれるかもしれません。さあ、オンにしてみましょう。ついでに、テキストメッセージや着信音もカスタマイズできます。
緊急バイパスは、メッセージと通話それぞれに個別に設定できます。そのため、夜中に酔っ払ってかかってくる電話を避けながら、その連絡先への通知を受け取ることができます。
ミュートもバイパスされます
緊急バイパスはミュート設定もバイパスしますが、これは行き過ぎだと思います。そもそも、iPhoneのミュートスイッチがオンになっている時でもバイブレーションでブザー音が鳴ることがあるのですから。一方で、緊急バイパスは緊急時のためのものなので、何の障壁もない方が良いのかもしれません。
この機能が大好きです。大切な人が本当に必要な時に連絡を取れるという安心感がありながら、夜寝る前にスマホを寝かしつけることができます。また、DND機能のおかげで、すべてのアラートをオフにしながらも、大切な人や上司などからのメッセージを受け取ることができるので、DNDが以前よりずっと便利になりました。