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欧州を拠点とするストリーミング音楽配信サービスSpotifyは火曜日、Appleとの買収交渉に関する報道を否定した。あるブログでは、SpotifyとAppleが買収交渉中であると報じられていた。
同社は通常、憶測についてはコメントしないものの、「Spotifyを売却する意図は全くないことを明確にしておきたい」と広報担当者は記者に述べた。以前の報道では、カリフォルニア州クパチーノに本社を置くSpotifyが、米国のデジタル音楽市場への参入を目指すSpotifyを買収する方向で両社が協議していると報じられていた。
アップルは音楽レーベルとの交渉においてスポティファイを交渉材料として利用し、無料ストリーミングサービスはデジタル音楽の売り上げをさらに減少させる恐れがあり、サブスクリプション型のiTunesが合理的であると主張した。
Spotify買収の噂は、最近になって浮上したばかりだ。以前、Appleがソニー、Adobe、さらにはディズニーを買収する可能性を示唆する声もあったが、これらは憶測の域を出なかった。最近の四半期報告書で、Apple幹部はカリフォルニア州クパチーノに本社を置く同社が複数の戦略的投資を検討する可能性を示唆した。Appleは、ストリーミングメディア企業のLala、半導体メーカーのIntrinsity、モバイルメディア企業のQuattro Wirelessなど、複数の小規模企業を買収している。iPhoneメーカーである同社は、企業買収に充てられる現金を推定510億ドル保有している。
[BusinessInsider、CNET、TechCrunch]