
Mac OS Xには、視覚、聴覚、運動機能など、様々な障がいを持つ方がMacintoshを操作できるよう、優れたアクセシビリティ機能が満載です。マウスの操作が不安定な方のために、「フルキーボードアクセス」機能も用意されています。キーボードから手を離さず、目の前の作業に集中したい方にも、この機能はご利用いただけます。
これをアクティブ化して機能させる方法は次のとおりです。
まず、フルキーボードアクセスを切り替えるには、キーボードのControlキーとF1キーを押します。ファンクションキーをMacの明るさ調整やメディアコントロールに設定している場合は、Fnキーも押す必要があるかもしれません。
フルキーボードアクセスをオンにしたら、 Ctrl + F2キーを押してメニューバーにフォーカスを移動します。Appleメニューが青色でハイライト表示され、キーボードでアクセスできる状態になったことがわかります。そこから矢印キーを使って上下左右に移動します。ハイライト表示を選択したメニュー項目に移動したら、Returnキーを押すだけです。
キーボードを使ってDockにアクセスするには、ControlキーとF3キーを押します。矢印キーを使って左右に移動することもできます。Finderアイコンが暗く点灯し、右矢印キーまたは左矢印キーを押すと、選択されたDockアイコンが暗く点灯し、選択されたことを示します。選択したアイコンをアクティブにするには、Returnキーを押します。
すべてのアプリで開いているウィンドウ間を移動するには、Ctrl + F4キーを押すだけで、アクティブなウィンドウまたは次のウィンドウにフォーカスを移動できます。Shift + Control + F4キーを押すと、前に選択していたウィンドウに戻ります。
これで、マウスを完全に無視して、キーボードだけを使用して Mac 内を移動できるようになります。
出典:MacRumors