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写真:ラングレー・タウンシップ消防署
マレーシア人男性が寝室の火災で死亡したが、家族と勤務先によると、実際にはベッドの近くで充電していた携帯電話が爆発して死亡したという。
「彼は携帯電話を2台持っていました。1台はブラックベリー、もう1台はファーウェイです。どちらが爆発したのかは分かりません」と、ベンチャーキャピタルファンドのCEO、ナズリン・ハッサン氏の義理の弟は語った。
ハッサン氏は、マレーシアの700社以上のテクノロジー系スタートアップ企業の立ち上げを支援してきたクレイドル・ファンドのグループCEOを務めていました。同社は声明を発表し、「検死報告書によると、死因は、彼の隣で充電されていた携帯電話の爆発による爆発傷の合併症と結論付けられました」と述べました。
爆発する携帯電話ではないかもしれない
セランゴール消防救助局は、遺族とクレイドル基金のどちらの主張にも同意していない。「火災の原因は、彼の隣で充電されていた携帯電話の爆発によるものだという主張は、遺族によるものであり、我々によるものではありません。まだ真相を断定するには時期尚早です」と、アズミ・オスマン局長はマレー・メール紙に語った。現在、捜査が進められている。
一方、ハッサンの家族はソーシャルメディアに、ベッドサイドで携帯電話を充電しないよう呼びかけている。「寝室ではダメ。携帯電話が手の届くところにない不便さは、それだけの価値はある」
爆発する携帯電話は実際には爆発しない
このニュースは、多数の発火事故を起こしてリコールされたサムスンGalaxy Note 7の幽霊を想起させます。しかし、いずれの発火事故でも死者は出ませんでした。
スマートフォンのリチウムイオン電池は、小さなスペースに大量の電力を詰め込んでいます。そのため、発火の報告が時折あります。これはSamsungのデバイスに限ったことではありません。中にはiPhoneが原因だと主張する人もいます。ただし、これらは大規模な爆発ではありません。
例えば、破損したiPhoneが防犯カメラの前で突然発火したようです。大量の煙と少量の炎が出ましたが、同じ机の上に置いてあった小さな物は動いていません。
つまり、ハッサンさんの死因として最も可能性が高いのは、就寝中に携帯電話の1台が発火し、その煙を吸い込んで死亡したという点です。 遺族が主張する「携帯電話が爆発し、ハッサンさんの頭部に致命的な鈍的外傷を負わせるほどの威力があった」というのは、実に異例の事態と言えるでしょう。